ミヤコタナゴ繁殖作戦 | 虹がでたなら

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職場で、天然記念物のミヤコタナゴを育てています。
昨年、産卵できるかチャレンジし、30匹ほどの稚魚が生まれ、現在17匹が元気に成長しています。
一方、以前からいた魚たちは6年ほどたっていて、そろそろ寿命らしく、最近次々と亡くなってしまっています。
そこで今年も繁殖を目指します!

専門家の方から、カワシンジュガイをお借りしました。
ミヤコタナゴは、繁殖期を迎えると、雌のお腹から卵管が伸びます。
そして雌がカワシンジュガイに卵を産み付け、そのあと雄が精子を貝に…。
二枚貝の構造を利用して産卵・受精するのです。
3週間ほどすると、貝の中から稚魚が出てきます。
昨年は、6月中旬に貝を入れ、ちょうど1年前の今日、7月1日に稚魚が生まれました。

2つある水槽に1つづつ貝を。
こちらの貝はすぐに砂に潜って行きました。
こちらは砂の上。
貝を見て、ミヤコタナゴたちの動きが活発に。
貝の様子をうかがっています。
昨年も、貝が入ると雄がナワバリ争いを始めていました。
これから魚たちの駆け引き?が楽しみです。
また稚魚が生まれてくるといいな~。