先日の日曜美術館 | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

しばらく美術館にも行けず寂しく感じていますが、先日の日曜美術館はとても楽しませてもらいました。
日本の素晴らしい作品を紹介するシリーズ第2弾。

狩野永徳作「唐獅子図屏風」。
少ない筆運びでこれだけの迫力と躍動感のある獅子を描いている凄さ!
秀吉が描かせたというこの絵。
この獅子は、前に立っても目が合うことはなく、八方に睨みをきかせているとのこと。
秀吉という存在ははるか遠くにあるけれど、秀吉が目の前で見ていたという絵が、実際に私にも見ることができるという事実に感動します。
時代を超える芸術のパワーを感じます。
長谷川等伯「松林図屏風」はなんとも不思議な世界。
幽玄で神秘的。
絵の中に引き込まれそう。
この右側にも、左右対象な感じで松林があり、真ん中上方に富士山みたいな山が描かれています。
その山は黄泉の国を表していて、この木は、人がそこに向かっていく姿を表している…と解説をしている人がいて、すごく納得できました。
岩佐又兵衛「 洛中洛外図屏風」はとてもユーモラス。
様々な人の姿が描かれているのですが、ふざけている人や良からぬことをしている人などもいて、司会の方がルーペを覗いて、いろいろな人を発見しては喜んでいて、面白かった~!
改めて、絵を見ること、絵を見て感じることの楽しさを味わいました。
どの絵も、実物を見たいな~!