「アイネクライネ ナハトムジーク」 | 虹がでたなら

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伊坂幸太郎「アイネクライネナハトムジーク」
表紙に大好きな三浦春馬さんと多部未華子さんの写真があって、秋に映画が公開…とあったので、読んでみました。

街角でアンケート調査。
協力してくれた女性の手に「シャンプー」の文字。
…ん!?
これは斉藤和義さんの歌の歌詞ではないか!?
…と思って調べたら、斉藤和義さんが伊坂幸太郎さんに作詞を依頼したところ、小説なら…ということで書いた物語だそうです。
読みながら、斉藤和義さんの歌が頭の中に流れます。

「強い絆のはなし。」
「どこにいる?」
出会い、ということについて考えさせられます。

何人かの人たちの短編でありながら、登場人物がどこかでつながっていて。
時を越えてまたつながり…。 
素敵な奇跡があちこちで…。
不思議な絆を感じる物語。

斉藤さん、と呼ばれる人物が登場します。
街のある場所に佇んでいて、百円をちゃりん、と入れて、今の気分などを言うと、サクサクッとパソコンを検索して、斉藤さんの歌のランフレーズを流してくれるのです。
自分だったら、どんな歌詞を流してくれるのだろう?
斉藤和義さんの歌は、好きな曲がたくさん。
もちろんこの映画の音楽は斉藤さんが担当です。
楽しみです‼