魅惑のクリムト展 | 虹がでたなら

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GW中の出来事です。
東京都美術館で開催されているクリムト展を観てきました。
入場までは10分待ち。
ムンクほどではなかった。
中にある、撮影スポット。
クリムト…で連想するのは、金、華やか、大人の恋、セクシー…。
まばゆい色彩にあふれる絵がたくさん。
ベートーベンの第九をテーマにした壁画が迫力でした。
これだけの規模の壁画を運んで来てしまったのがすごい。
色とりどりの石が埋め込んであって、キラキラ。
細かな部分に描かれた模様が何となくユーモラスで可愛かったりする。
女性は柔らかく美しい。
私のベスト3。
ポスターにも使われたこの女性の絵は、恍惚とした表情から、匂いまで発していそうな何とも言えない色気が漂っているのですが、手に持っているのは生首…。
正義の戦いではあったようですが、不思議な絵です。
背景の鱗のような模様とか、首輪の部分の細かな絵とかが、女性の写実的な表現とは違ってほのぼのとしたヘタうま的なタッチで、観れば観るほど味わい深いです。
でも、この絵の前は大混雑で、早く移動するよう促されてしまうのが残念…。
上の右側の花は、色が美しく、華やかでした。
女性の左側にある、正体不明の緑色が怪しい存在感だったのですが、この花の絵なども、緑が印象的でした。
そして、第九の壁画の中に現れるこの怪獣が、とてもユーモラス。
クリムトの様々な面を知ることができた展覧会でした。