

憧れだったタワマンに暮らす有紗。
3歳になる娘の遊び友達である女の子たちの「ママ友」5人グループの物語。
同じタワマンでありながらも、隣のビルに視界を阻まれ、賃貸契約である有紗の、眺めのいい部屋に暮らすママ友3人への劣等感。
片や、賃貸マンションに暮らすママ友への微かな優越感。
夫やその両親とのいざこざ。
幼稚園選び。
ママ友と、ママ友の夫との不倫。
生々しい話ばかりであまり気分のいい小説ではない。
続編のロンリネスでは有紗までが同じタワマンの男性と関係を…!?だし。
ずっと田舎でのんきに暮らしてきた私は、タワマンとかママ友の微妙な関係とかかけ離れた世界で、「こんな感じなんだ~。」と、妄想。
何でそんなことを?…、何で?…という場面が多いし、どの人も嫌な面を見せて、共感できないことばかり…。
でも、その危うさが、どういう展開になっていくのか気になって、結局一気読みだったのでした。
芸能人のスキャンダルを週刊紙で読んでいるような感覚。
このドロドロ感は、ドラマにしたら面白いのかも。