たくさんの絵本にわくわくし…。
子供の頃から、谷川俊太郎さんの詩に、様々な影響を受けてきました。
誰だったか…、「ことばで何かを試そうと思うと、それはたいてい谷川俊太郎さんが既にやっている」って話していました。
東京オペラシティで、谷川俊太郎展が開催されている…ということで、詩の世界をどう展示するのだろう?…と、興味津々で行ってみました。

まず最初の広い部屋には、ぐるりとたくさんのスクリーンがならび、1つに1文字ずつ、「いるかいないかいないかいるか…。」などの詩が、音声とともに映し出されていきます。
点滅する文字に合わせたことばあそびの朗読のリズム、軽快な響き、スピード…、不思議な世界に入り込んでしまいます。
とにかく楽しい。
次の部屋はこんな感じ。
写真撮影可です。

写真や、手書きの絵はがき、お気に入りの物などが、ことばと共にお洒落に展示されています。

そしていくつかの詩も。

今までの作品。
絵本もたくさんあります。

「りんご」を表現することばがこんなにも。


年代毎に、その時々の死生観を表した詩が並べられていたり。


「春に」はとても好きな詩。
繰り返される「この気持ちはなんだろう」…ということばに、胸のわくわく感が高まっていきます。

「もこもこもこ」は、お子さんが生まれた友人などに、いつも贈る絵本です。
子供たちと読むと、この シンプルな絵と面白い擬態語の組み合わせに、みんな笑顔になります。

かがくの本も、楽しいことばで表現されています。

「わたし」を説明することばも、視点によってたくさんの言い方が…。

ことばそのものも豊かだけれど、ものの見方、発想が限りない…。
活躍の場も限りない…。

表現するって楽しいことだ。
1つのことを、いろいろな視点から考えてみるって、心おどることだ。
…と、刺激されました。