「片想い」 | 虹がでたなら

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東野圭吾「片想い」

大学時代の同窓会のシーンから始まる物語。
会話を読んでいくと、これはアメフト部のOBの話ではないですか!?
一気に引き込まれました。

もとQBで今はスポーツライターの西脇は、マネジャーの理沙子と結婚。
ある日西脇は、アメフト部の仲間との同窓会の帰り、マネジャーだった美月に遭遇する。
美月は、「人を殺した」と告白。
さらに自分が性同一性障害だということも。
男としてクラブでバーテンダーとして働いていて、ホステスの香里につきまとう客を殺したという。
西脇は、アメフト部のOBで美月の元恋人、中尾とともに、美月を守ろうとする。
事実を探るうちに、どんどん深く複雑な繋がりが明らかになっていく…。

性同一性障害のこと、それに伴う戸籍のことが物語の重要な軸になっていて、いろいろなことを考えさせられるけれど、合間合間にアメフト部でのエピソードが折り込まれ、私はその部分に釘付け…。

ドラマ化されるとのこと。
ドラマの中ではたしてアメフトのシーンが描かれるのか?
期待します‼