「君の膵臓を食べたい」 | 虹がでたなら

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住野よる「君の膵臓を食べたい」

映画化もされ、書店に行くとこの本がズラズラズラ~っと並べられていて、これは読まないと駄目かしら…という気持ちにさせられ読んでみました。

膵臓の病におかされ、余命わずかであることを知っている女子高生。
それを偶然知ってしまった同級生の男子。
2人が少しずつ信頼関係を築いていく…。
そして女の子の死後、残された日記で彼女の思いを知る…。

病状は深刻ながらも、女の子の天性の明るさから2人の会話は軽妙。
で、その軽い感じにちょっとついていけない私…。
最近読んだ有川浩さんにも感じたけれど、若い2人の会話で繋いでいかれると、そこに入り込めない自分の感覚に、年齢を意識してしまう…。

物語としては、心の通い合う人、信頼できる人に出会えることの幸せを感じさせてくれました。