
美男美女の夫婦と子供たち、幸せいっぱいに見られていた家族が惨殺される。
なぜ、一家が襲われたのか…、記者が身近な人たちにインタビューをしていく。
近所の人、ママ友、大学時代の友人、会社の同僚…。
様々な人たちの話を聞いていくうちに明らかになっていく、一見理想の夫婦の隠れた本性。
数々のインタビューの間に描かれる、女性の告白。
「お兄ちゃん」に語りかけるその内容は、最初は少女のせりふかと思ったけれど、だんだん現在の出来事に繋がっていく。
それぞれのインタビューと、女性の告白がどのように繋がっていくのか、なかなか想像出来なかったけれど、最後は見事に事件へと集約されていく…。
女性の語りかけているお兄ちゃんの存在がくっきりと浮かび上がる…。
本の表紙の写真を見ても、誰が誰の役なのか分からず、ネットで調べました。
ちょっと、あれっ?って配役もありますが、映画として観ればはまっているのかも…。
…と、映画を観るのを楽しみにしていたら、小出さんの事件で上映中止になってしまい、ショック。
DVDになるかな…。
小出さん、誠実で知的なイメージがあり、結構好きだったのですが、残念です。