「聖の青春」 | 虹がでたなら

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病と闘いながら「名人」を目指し、将棋に全てをかけて、29歳の若さで亡くなった村山聖棋士を描いた「聖の青春」。

この映画のすごいところその1。
村山聖さんを演じた松山ケンイチさんの太りっぷりがすごい。

ちょうど今日テレビで、本物の村山聖さんのことを取り上げていました。

ネフローゼの影響でぽっちゃりした顔つきの村山さん。

…に似せるため、体重を増やしたという松山さん。

ほんと、別人のようです。

本物の村山さん、13歳にして大阪に行き、将棋会館に通いながら将棋の研究をしていたとか。
実際に羽生名人と対局した映像が残っていて、テレビで流されました。
ガンで亡くなる半年前のものだそうです。


この映画のすごいところその2。
その羽生名人を演じた東出昌大さんの羽生さんっぷりがすごい。

もう、羽生さんにしか見えない!?
対局でのピリピリした表情が迫力でした。
村山さんとの対局のシーンは、棋譜を暗記して臨んだとか。

そしてこの映画のすごいところその3。
将棋の対局の緊張感がすごい。
私は将棋はさっぱりわからないのですが、それでも対局の緊迫感に圧倒されました。
わかる人が観たら、もっと面白いのだと思います。

将棋の世界も、村山さんの生き方も、息が詰まるような映画でした…。