画家の詩、詩人の絵 | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

私が大切にしている本の一つ。

詩人が描く絵も、画家が書く詩もとても心ひかれます。

そんな私にとって興味深い展覧会が足利市美術館で開催中。
「画家の詩、詩人の絵」。

ちょっと前になってしまいますが、足利ランニングをしたときに立ち寄りました。

絵の果てに言葉が現れ、言葉の果てに絵が現れ…、ふたつがひとつのもののなかで出会う…と。

青木繁、萬鉄五郎、竹久夢二、難波田龍起…など、個性的な絵を描く画家の作品に、それぞれの言葉が並び…、あるいは宮沢賢治などの詩人の言葉に絵が並び…、その人の世界が深まります。






なんと!
私が強くひかれている村山槐多の作品もいくつかありました。

上田市にある信濃デッサン館に、いつも見に行っているこの絵も来ていたのでびっくり。

20代前半で亡くなった槐多の絵や言葉は、決して綺麗ではないけれど、激しくて熱くて、強くて、胸をわしづかみにされるような感覚になります。
タイムマシンがあったら会いに行いたい、話がしたい、私の絵を描いてほしい…と思いながら、信濃デッサン館で槐多の絵やデスマスクを眺めているくらいひかれています。