鎌倉近代美術館 | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

日曜日の鎌倉散歩の続きです。

鶴岡八幡宮の中にある、鎌倉近代美術館。

残念ながら1月で閉館らしいです。

最後の展覧会…と名付けられた展覧会を開催しています。
すごい混雑。
チケットを買うのに長い列。
30分くらいかかりました。
それでも見たい。

左は古賀春江さんの絵。

そして私が見たかった、松本竣介さんの「立てる自画像」。
以前、この絵を見るために来たときは展示されていなくてがっかりだったのです。

松本さんは、耳が聴こえず、わずか36歳の時に亡くなってしまいました。
松本さんの絵の、青と緑が混ざった色がとても好きです。
桐生市の大川美術館に松本さんの絵がたくさんあって、見ていてとても静かで穏やかな気持ち…でもちょっと寂しい心持ち…になります。
この絵のレプリカが大川美術館にあり、本物が見たかったんです。
建物や後ろの人に比べて、ガリバーのような自画像。
特に手が妙に大きい。
何を見ているのか。
何を思っているのか。
しばらく向かい合ってみました。

中庭にはこんな作品が。


私の好きな、大正から昭和にかけての日本人画家の絵がたくさんあって、素敵な美術館です。
なくなってしまうのは寂しい。

ちょっと奥に歩いて行ったところにある別館と、

葉山館に作品は移されるそうです。

またしばらく、松本さんの自画像は見に行けないと思うけれど…、絵はがきがあったので、良かった。

不思議な象の絵のはがきも。

なにやら松本さんの絵は、背景の色に引き込まれるんですよね。
久しぶりに大川美術館に行きたくなりました。