オルセー美術館展 | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

国立新美術館は大混雑。

オルセー美術館展。


一番人気はミレーの「晩鐘」。

何重もの人。
長い列。
しばらく待っても全く進まない。
遠巻きに進んで、後ろの方から見ました。
大きい絵ではないけれど、温かさと厳かさ…、オーラを放っています。
収穫をして、自然の恵みに感謝と祈りをささげているのかと思いましたが、解説を読んだら違った。
ミレーの祖母は、祈りの鐘が鳴ると、死者に祈るようミレーたちに教えたそうで、その習慣をモチーフにしているそうです。
そう聞くと、さらに尊厳な雰囲気が…。
このやわらかな色合いに、働く人たちに対する優しい眼差しを感じます。

そしてマネの「笛を吹く少年」。

凛々しい!
清らかな笛の音が響いてきそうです。
使っている色は少ないけれど、赤や黒の中に様々な陰影があって、すごくくっきりとした印象です。

私は、信濃デッサン館にある、吉岡憲さんの「笛吹き」の方が生々しくて好きですが。

私が一番気に入ったのは、モネの「かささぎ」。

雪景色を描いた絵が好きなのですが、このモネの絵も本当に素敵。
白の中に様々な白があって、やわらかな光を感じます。


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