でも私はすごく楽しみにしていた映画…。
ウォン・カーウァイ監督の「グランドマスター」。
私の大好きな映画のひとつがウォン・カーウァイ監督の「ブエノスアイレス」なのです。
そしてその映画の中で静かなきらめきを放っていたのがチャン・チェン。
私が1番好きな俳優さんです。
そのチャン・チェンと、トニー・レオン、チャン・ツィイーが、それぞれ違う流派のカンフーの達人を演じ、グランドマスターを争う(…とチラシにはあった)。
トニー・レオンが演じるイップ・マンという人物は、ブルース・リーの師匠。
…という訳で、相当な期待をしていったのです。
カンフー好きだし。
…が、ストーリーは何だか静かに淡々と進む…。
派手な戦いも、人間関係の深い絡まりもなく。
「こういう人がいました。」
「こんな出来事がありました。」
…という感じで、淡々と。
そこはちょっと物足りない感じでした。
ストーリーはさておき…、
何年間もものすごい練習をしたという3人の技は素晴らしく、美しくスピード感あふれる体の動きにみとれました。
大好きなチャン・チェン。
この映画のために、3年間、朝晩3時間ずつカンフーの訓練をして、中国の全国大会で優勝したほどどか。
そんなところもまた好きです。
…が、予想したよりも出番が少ない。
いつ出てくるんだろう…??とやきもき。
そして、出てはきたけれど…、チャン・ツィイーとの仲が深まるのかと思いきやさらりと離れ…、トニー・レオンとの対決もなし。
もしかして、うっかり寝ちゃって見逃したのかな?…なんて思ってしまったけれど、調べたら、対決シーンは撮影はしたけど採用されなかったみたい。
チャン・チェンのシーンだけダイジェストで欲しい!?
トニー・レオンとチャン・ツィイーも、心を通わせた感じでありながら、戦争もあってすれ違い…。
チャン・ツィイーが想いを告げるシーンが切なかったです。
「人生に悔いなし…。と言うけれど、悔いのない人生なんて味気ない。」
…というツィイーのセリフが胸に響きました。
強がりで見栄っ張りな?私は、「後悔はしていない」…なんて、つい言ってしまうけれど、悔いもまたかけがえのない思い出ですね。
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