「カラフル×モノクロ」 | 虹がでたなら

虹がでたなら

わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

佐野市葛生にある吉澤記念美術館。
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小さい美術館だけれど、個性的な展覧会が多く、作品に添えられたコメントが好きで、お気に入りの美術館です。

開催中の企画展は、色絵磁器作家・前田正博さんの「カラフル×モノクロ」。
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通常の色絵で用いられるガラス質の和絵具ではなく、マットな洋絵具を使っているそうです。

焼き物とは思えないような不思議な質感、美しい絵。
中には漆のように見えるものも。
独特の世界です。

何度か塗り重ねてから引っ掻いて、下の色を出したり、マスキングテープをはって銀粉をかけたり、いろんな方法で色を作り出しているのです。
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花や鳥、幾何学模様が描かれ、なんともポップで楽しい。
こんなワクワクする焼き物ってあまりない。

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一番気に入ったのは、ちょっと大きな蓋物。
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幾何学模様の蓋をあけると、中に可愛いみみずくがいるのですよ!
和みます!!

外側も内側も裏側までも、ユーモアにあふれた楽しい器たちでした。