静かなシャルダンの世界 | 虹がでたなら

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シャルダン、と言えば芳香剤を思い出しますが、実際、そのシャルダンはこの画家「シャルダン」に由来するらしい!?

もう終わってしまいましたが、年末に、三菱一号館美術館で開催されていたシャルダン展~静寂の巨匠~を見にいきました。
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シャルダンは、フランスの画家で、国王ルイ15世やロシアのエカチェリーナ2世を魅了したらしいです。

静かで上品な絵が並びます。

「食前の祈り」
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穏やかで優しい家庭の様子が感じられます。

「セリネット(鳥風琴)」
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鳥かごには黄色いカナリアがいて、この鳥風琴という楽器を奏でて鳴き声を教えるのだそうです。

静物画はとてもリアル。

「木いちごの籠」
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こぼれそうな木いちご。

「桃の籠」
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今にもテーブルから落ちそうなナイフ。

ここに載せたのは綺麗な題材のものばかりですが、実際は、狩ってきたうさぎや、肉の絵がたくさんありました。

うさぎ、肉、肉、桃、肉、うさぎ…くらいな勢いで。
それはちょっとグロテスクで、自分の家の壁にあったら、夜中に見ちゃったらびっくり…という雰囲気でした…。

それにしてもこの美術館は、足音が異様なほど響くのです。
ホームページにも注意書きがあるほど。

入口にも、足音をたてないように歩いて欲しいと書いてあり…、ほぼ爪先立ち歩き。
ふくらはぎがパンパンに!?

この美術館に行く時はスニーカーですね…。