青く澄んだ空に、鷺が悠々と飛んでいる姿に見とれました。
そして思い出した、若山牧水の短歌。
「白鳥は 哀しからずや
空の青 海のあをにも
染まずただよう」
高校の時にこの歌を知り、すごく心に残って、今でも時々思い出す。
群れない、媚びない、迎合しない…。
そんな生き方に憧れる。
そんな強さを持てないから。
「哀しからずや」
…というのは、鳥への問いかけ、というよりも、逡巡する自分への問いかけ。
自分を貫きたい。
でも一人になるのは不安。
そんな迷いを断ち切りたいという思い。
…だと、私は感じるのでした。