漫画編…。

内気な女の子草子ちゃんは本が大好き。
でもお金がない。
古本屋さんで気に入った本をこっそり持ち帰って読み、返す時に感想を書いたメモをはさんで返す。
その文章がとても生き生きと本の魅力を伝えます。
すぐにでもその本が読みたくなる。
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これまた内気な女の子が朗読の魅力にはまるお話。
本って、黙読するだけでなく、声に出して読んでみることで、イメージが広がったり、ことばの意味や物語の背景がはっきりと意識されたりするのだ…と実感。
宮沢賢治の「やまなし」の朗読シーンはすごい…。
文字を目で追っただけではなかなか理解できないことばが、どんどんイメージとして浮かび上がってくる…!
本を読んで感動した時、その本について話ができる人がいるととても嬉しい。
同じように感じていたり、違う視点でとらえていたり。
子どもたちに読み聞かせをするのもとても楽しい。
物語の魅力やことばの響きの面白さを子どもたちが感じてくれると嬉しい。
本を読むだけでも楽しいのに、本を仲立ちに人とのつながりを深めることもできる…から、本が大好き。
長野の家の近くに「図書館をつくろう」計画があって、私の父は調査委員みたいなのを担当して企画を進めていたのです。
私はそこで働きたいな…と夢見て、図書館関係の資格も取ったのですが…。
図書館をつくるかつくらないか…。
何やら住民投票で、つくらないことになってしまったそうなのです。
かなり悲しい。
他にお金をかけることがある…というのが理由らしいけど。
お金でははかり知れない価値が本にはあると思うのにな。
でも父達はあきらめずに運動を続けていくそうなので…、地域の人たちの意識が変わることを期待します…。