「ことば」と「思い」 | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

「嬉しい」とか、「好き」とか。
あるいは「悲しい」とか「つらい」とか。
心を大きく揺さぶる感情について。
それぞれの感情が深いほど、ことばでは表現しきれないことがある。

そこで、「すごい」とか、「とても」とか、「むちゃくちゃ」とか、「超」とか「メガ」とか…、
あるいは「心から」とか、「苦しいほど」とか、「胸が張り裂けそうなほど」とか…、
それをさらに強調することばがあれこれある。

日本語って豊か。

それでもやはり、ことばには表しきれない深い深い感情がある。
「ことばにできない」
「なんて言っていいかわからない」
「ことばにするとウソっぽい」。

そんなあふれる思いや、もてあましてしまう思いをどうすれば…!?

芸術家だったら絵にしてみたり、音楽にしてみたり。
ダンスで表現したり。
そんな別の方法で表現できる人もいるけれど…。

どう表現したらいいのかわからないと言うともだちは、走ってる。

思いがことばを越える。

…かと思えば、ことばが思いを方向づけることもある。

目標をことばにすることで決意が固まる。
あいまいだった考えが、ことばにしてみるとはっきり意識できる。

それは時に人の考えにも作用してしまうことがあるから、望ましくない結論につながるようなことは、相手に聞かせない。
気づいてほしくない現実に気づかせてしまうようなことは言わない。

時にことばが思いを導く。

思いとことば。

そのままならなさが悩ましいけれど、そうして悩むのが面白いのかも。

いずれにしても、もっともっと、ことばをみがかなくちゃ…!