「世界で一番大切にしたい会社」 | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

会社訪問・工場見学が大好きなので、このシリーズももちろん大好きです。

1巻、2巻とも何度も読み、これも感動しながら読み終えました。

どの本も、どの会社のエピソードも、涙・涙です。

日本でいちばん大切にしたい会社3/坂本 光司


¥1,470

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社員のために、お客さんのために、障がいをもつ人たちのために。
利益はさておき、人のために、さまざまな取り組みを工夫する会社。

このシリーズには、かんてんパパとか、実際その素敵さを体験したことのある長野県の会社がいくつか登場するのも嬉しいです。

この第3巻にも長野県の「中央タクシー」が載っています。
その温かいサービスに、お客さんが、待っても選ぶタクシー。
乗ってみたいです。

その他、この巻で紹介されているのは…。
社員の家族と生活を本当に大切に考える「日本レーザー」や「島根電工」。
障がいのある人たちの雇用に取り組む「ラグーナ出版」や「大谷」。
障がい者や高齢者のための靴を作る「徳武産業」。

そして、仙台にある葬儀社「清月記」。
昨年の震災時、亡くなった方たちのためにお棺をすぐに手配して、温かく埋葬して、さらには仮埋葬した御遺体を掘り返して火葬し…。
誠意にあふれる仕事に、胸がいっぱいになります。

こんなに温かい会社が、たくさんあるのですね。

人と人との間に大切なものは「相手の気持ちを思いやる心」だと思うのですが、それを会社という組織でも、仕事という中でも、何より大切にしているこれらの会社。

「人を思う気持ち」が人と人をつなぎ、人を支え、地域や社会を元気にしているのだと、しみじみ感じました。