「マイウェイ 12,000キロの真実」 | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

日本の俳優で誰が素敵と思うか?…と聞かれたら、それはオダギリジョーさんです!!
大ファン。

そんなわけで、この映画、公開初日に行きました。
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日本、ソ連、ドイツ、3つの軍服で戦った日本軍兵士がいた…という実話に基づく映画だそうです。

自転車に乗った後で、座席に座るとお尻が痛い。
しかも眠い。
…でも、そんな痛みも眠気も忘れ、ほとんどピクリとも動かず画面にくぎづけでした。

戦争は狂気。
狂気が生み出す残忍さに、前半は、ツライ、キツイ、ツライ、ツライ。

そして後半、オダギリジョーさんとチャン・ドンゴンさんの間に生まれる絆に光を感じる…。

…なのに…。
…そんな…。
ツライ、ツライ。ツラスギル。

…が最後に感動が。
涙。放心。

戦争シーンのあまりの迫力や、そこに生じる人間の残酷さに、気が重くなる時間が多い映画でした。
…が、その中で「信念」という言葉がとても印象に残りました。

信念を持ち、どんな状況でも自分の生き方を貫くことで、そこに生まれる、人との信頼関係や希望。
自分にはそんな信念が持てるか?…と考えさせられました。

オダギリジョーさんとチャン・ドンゴンさんの存在感はすごいです!!

自分の夢をあきらめない強さと、まわりの仲間への大きな愛を持つチャン・ドンゴンさんの瞳の力。

一方オダギリジョーさんは、前半、すごく「ヤナヤツ」です。
尊大で冷徹な表情にゾワゾワします…。
それが、いろんな戦いや人間関係、チャン・ドンゴンさんとのかかわりの中で少しずつ変わっていき…、表情の変化に見とれました。

最後のシーンは、本当に感動と涙を生じさせます…。

ますますファンになる。

思うに。
「オダギリジョー」さんは「オダギリジョー」さんですよね。
「オダギリ」さんとか「ジョー」さんとかは言わない。
…ってことだけ見ても、オダギリジョーさんの「特別な存在感」「際だった個性」を感じます。