カマキリの真実 | 虹がでたなら

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私の職場はまわりが山なので、この季節になるとたくさんのカマキリがそこかしこを歩いています。

昨年、おなかの大きいカマキリを見つけ、卵を産んだので、可愛い子どもたちが出てくるのを半年間待っていたのですが、結局生まれないまま…。

今年こそは!と、カマキリを観察しています。

カマキリは生きた餌しか食べない…。
そんなわけで、アブやらクモやらバッタなどを捕まえてきます。
カマキリは、必ず頭から食べます。
カリカリカリカリ。
すごい速さであごを動かします。
そして食べ終えると、カマの部分をなめるかのような仕草をします。
きれいにしているようです。

無事、卵を産んだカマキリもいて、今回こそ、赤ちゃんが見られるといいのですが。

カマキリを観察して2ヶ月ほど…。
カマキリに関して、「ホント??」と疑っていた生態が真実であると確かめることができました。

①交尾が終わると、雌は雄を食べる。

ちょうど交尾中のカマキリを見つけ、観察していると…。
交尾すること数時間。
長い。
そして…本当に雌が雄を食べ始めました。
バクバク。容赦ない。
悲しい雄。
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②カマキリの中には、寄生虫がいる。

死んだカマキリの中から、寄生虫・ハリガネムシが…。
長い。30センチ近く??
触ると堅いです。
名前の通り、針金のよう。
こんなに堅くて長いものが、カマキリのおなかの中にいるなんて…。
どうやって収まっていることやら。
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ハリガネムシは水の中に卵を産み、その卵を食べた虫をさらにカマキリが食べ、カマキリのおなかの中でハリガネムシは育つらしいです。
ちょっと書きながら寒気がしますが。

この、出てきたハリガネムシとカマキリを対戦させるとどうなるのか??
…と思いましたが、一度出てしまったハリガネムシは、再度カマキリのおなかに入ることはないらしいです。
一方カマキリは、このタイプの堅いものは食べない。
勝負にはならないようです。

自然界の奥深さに感動する日々です。