「図書館戦争」 | 虹がでたなら

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有川浩さんの小説を初めて読んだのは、「阪急電車」。
面白かったです。

人と人とがつながって…魅力的なエピソードにぐいぐい引き込まれ、あっという間に読みました。

そして今読み終えたのが、「図書館戦争シリーズ」(1~4巻)。
この本を教えてくれたのは、登場人物!?

ここ何年か、大学に通って図書館に関する勉強をしているのですが、その講師の先生が、この本に登場しているらしいのです。

1巻目が出たときに、この本の批判をしたら、何やら悪役で登場したとか…。

表現を規制するメディア良化法と、検閲から本を守る「図書隊」の攻防…。
銃まで登場するストーリーは、現実味はなく、漫画や映像に向いている感じです。

ひとりひとりのキャラクターが個性的なので、それぞれの会話やかかわりが生き生きとしていて楽しめます。
売れているみたいだし…、映画になったりするのでは。

そして私の妄想キャスティング…。
元気で向う見ずな主人公・郁は、絶対!栄倉奈々ちゃん!
熱くて頼れる堂上さんは誰だろう?
背が大きくてはダメなんだよね…。
誰かな???
閃かない…。

この小説のもう一つの柱は、新人図書隊員・郁と、先輩・堂上さんとのロマンス。

郁の「王子様」と堂上さんが一致するまでの前半は、ワクワクできたのですが、
二人が何となく気持ちを通い合わせてからは、あまりにも甘・甘なやりとりに、
ついて行けなくなってしまった私…。

「気持ちは20代!」
…とか言っておきながら、
20代のような恋は、もうないな…と、思い知ったのでした。