「座右のニーチェ」 | 虹がでたなら

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齋藤孝さんの「座右のニーチェ~突破力が身につく本」。

正直、さらっと読んだだけでは、よく理解できないままさらっと通り過ぎてしまいそうなことば…。

齋藤さんが、分かりやすい例や、関係のある小説などを引用しながら解説してくださっていて、「そっか~!」と、体の中に入ってきます。

そしてもう一度読み直して、「なるほど~」と、自分のことを振り返ります。

本当のことばは、そらんじて確かなものにしなくては、と書かれていますが、まさにこの本は、繰り返し読むと、ニーチェのことばが響き渡ってくる感じがします。
齋藤さんのおかげで…。

一番心に残ったのは、
「芸術は生を可能にする
生へ誘惑する偉大な女であり、
生への大きな刺激剤である…」
ということばです。

美に触れた時の感動を、生きるエネルギーに変えていく回路を持っていることが大切だそうです。

「感動できるやわらかな心と、困難をも反転させるユーモア。
この二つを杖にして、歩きにくい山道を粘り強く歩いていこう。」
…と齋藤さんは言います。

私も…、
美しいものにたくさん出会い、感動し、毎日のパワーを充電していきたいと思います!