岩見晋介さんの個展を見に、益子にお出かけ。
岩見さんのことを知ったのは、10年近く前。
障害を持つ子どもたちに陶芸を教えていらっしゃった岩見さんをお見かけしました。
そしたら…、
私の職場に最近異動して来た人が、岩見さんと同級生とのことで、個展のハガキをもらったのです。
これも縁かと。
行ってみました。

陶芸美術館のミニギャラリーで開催されている今回の個展は、茶碗を集めたものでした。

白釉の優しさと品。
引出黒(と言うのかな?)の力強さ。
灰被の、何ともいえない緑が現れた不思議な色合い。
美しさにため息がでそう。
そしてついているお値段にもため息が。
「欲しい欲しい欲しい」美しさですが、私の手の出せるモノではありませんでした…。
でも。
素敵な色と質感は、忘れません。
いつかきっと!
そして益子の街をぶらぶら。

もう、たまらない楽しさです。
私が今時の若い女の子だったら、
「やっばい!」
の連発でしょう。
ひとつひとつのお店をのんびり眺め、「びびっ」とくる器を探します。
今日ときめいた作家さんは、
ざらっとしながらも温かさのある渡辺佳春さん。
名前は知らないで器は家で大切にしていた、西村俊彦さん。
でも今回は、所持金の関係でこの方たちの器は我慢です…。
さらに魅力的な器に出会ってしまったからです。
まずは、岩見さんの器を「陶庫」で発見!
ここのものなら私にも買えます!!
良かった。
春らしい、花を感じるお皿を。

そして今日の「びびびびっ!」は、アロン・サイスさんです!
もう、無茶苦茶可愛いです!
私、たぶん思わず笑いながら見とれていたんだと思います。
お店の人が、「まだ他にもありますよ」と、奥からたくさん出してきてくれました。
どれも本当に、撫でたいくらい可愛らしい。
アロンさんは、ニュージーランドの方で、来週帰国してしまうそうです。
もう品物も入ってこなくなってしまうかもしれないと聞き、ますます欲しい!
どれにしようか…、ひとつひとつ手にしては上から下から眺め…。
この二枚に決めました。


何故ならば…ちょこんと描かれた鳥の微笑ましさにマイリマシタ。
アランさんは桃山文化が好きで勉強されていたそうです。
そして、その時代によく描かれた何とか千鳥(店員さんも鳥の名前まではご存知ないようでした)を真似たらしいです!
こんな可愛い鳥がいるお皿。
食卓にあるだけで、幸せな気持ちになれますよね♪
出会えて嬉しいです。
あとはちょっとした器を。
震災のチャリティーとかで、格安になっていた涼しげな小皿。

太田幸博さんの、青が綺麗な小皿。

太田さんは、以前陶器市でお会いして、これと同じ柄の、もう少し大きいお皿を愛用しています。
白と青。好きな色。
器にばかり夢中になって…。
肝心のお料理を何とかしなくちゃ。
でも、実際の何倍も美味しく見せてくれそうな器たちです!
そして、帰って来ながら、東北自動車道から見える山々の、もわもわ加減に見とれました。
焼き物の色も綺麗ですが、自然の色は、その瞬間の美しさ!
何ていい日。