ターゲットの広い映画ですね。
私は、人の顔に関して、「魅力的」と感じるポイントが他の人たちとは違うらしく、世間一般で「イケメン」と言われている人とか、ジャニーズとか、あまり関心がありません。
(人として魅力的で、顔がたまたまイケメン、という場合は、別ですけどねっ!?)
そんな訳で、この5人にも特に興味はなかったのですが…。
この映画では、5人それぞれの個性や魅力がとても生きていたと思います。
ヒロさんの、脆さを秘めた俺様ぶり。
中村くんの、さわやかで控えめな、いい人ぶり。
桐谷さんの、熱さとオロオロさ加減。
向井くんの、冷静でおおらかな大人さ。
そして健くんの情けなさと、その中に少しずつ芽生える意志と自信。
5人ともとてもハマっていました!
特にヒロさんの存在感!!
辞めてしまうのが本当に惜しまれます。
ストーリーはやや強引な展開もあったけど、カンニング竹山さんとか、中村獅童さんとか、脇役の人も個性的で、笑いもあり、音楽も楽しめ、濃い映画でしたよ。
……しかしっ!!
これでいいんですか?
本当にこれで終わらせちゃうんですか?
雲が流れ、稲妻が走り、魚がはねる…、自然界に作用するほどのコユキの歌声…。
観客の動きを止め、「心も身体も震える」…と言わせるコユキの歌声…。
「啓示を見た」と言わしめるほどのコユキの歌声…。
いったいどんな声なんですか~!!??
いつ歌うのか?
次は歌うのか?
最後の最後に歌うのか?
……と、さんざん期待を高めておいて…、
こんなのありですか~!
まぁ、あれだけすごい歌声、って設定だと、半端な歌は聴かせられないでしょうが…。
あ~、びっくりです!
でも、聴かせずして聴かせる、健くんの一途な瞳は印象的でしたよ
