「発達障害  僕にはイラつく理由(ワケ)がある!」

 

著者:かなしろにゃんこ

監修・解説:前川あさ美

出版社:講談社

 

すでに読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、著者である「かなしろにゃんこ」さんとADHD・軽い自閉症スペクトラム障害のある息子さんとのお話です。

成人した息子さんに「小学校の頃に感じていたこと」を根掘り葉掘り聞いて、「そうだったのか」と筆者が今になってわかったことが書かれています。

例えば、子どもさんが言いたいことをうまく言葉にできなかったので怒ってしまったことや、工作等の創作活動をしている最中に「上手だね」と褒めたのに逆に怒りだした。または「悪いことをしたのだから謝りなさい。」と言ったときに絶対に謝らない、などの経験はありませんか?

私たちが、「あれ?」「なぜ?」と思ったことについて、その理由がいろいろと説明されています。

小学生の頃には上手く周囲の人に伝えられなかったこと、聞くことができなかった言葉の意味、リアクションの取り方がわからなかったという出来事がマンガ形式で描かれているので、共感しやすいものとなっていると思います。

肩ひじを張らず、リラックスした気持ちで読める本ですよ(#^^#)