こんにちは。
たった一杯の味噌汁から思考がかわり、体質がかわり、未来が変わる。
家族と私の未来が変わる生き方革命の岸本裕美です。
プロフィール⑤では予備校で出会った医師との出会いから進むべき道が見え、栄養士として活動をする決心をするまでのことをお話さ
せていただきました。
今日はその続きです。
お迎えがくるそのときまで今ある命を活かしきるお手伝いをするために、最初に選んだ職場は幼稚園でした。
今ある命を活かしきるには健康な体と心が必要です。
その健康な体と心をつくって行くのは食事です。
悪い食習慣を身につけてしまう前に、良い食習慣をつけてしまうことがベストだと考えたからです。
自然に毎日していることが健康につながっていて、エネルギーが満ちあふれ、パフーマンスがあがっているというのが理想です。
その積み重ねの結果、寝たきりで布団に臥している期間がもっとも少なくなります。
つまり死ぬ間際まで自分のやりたいことができる人生になる確立が高くなります。
(注意:自分の意識しだいでいくつからでもそれは可能です。もう遅いということはありません。しかし、そこには意識して努力する
というワンステップが必要となります)
まず幼児期だからこそ効果が大きい事をしようと考えました。
この時期に一生ものの味覚を育てたいとおもいました
本物の味を覚えてもらうことで、添加物の味との違いがわかる頭ができます。
すると人工的な味をまずいと感じるようになります。
保護者には給食を実際に召し上がっていただきました。
わが子が毎日食べている食事を召し上がっていただく事で安心していただます。
なによりも生きた教材となります。
おうちで作るときの参考になるのです。
味噌汁は昆布と鰹節、いりこで出汁をとります。
野菜は園で育てた有機野菜を使用しました。
トマトやピーマンなど園児の苦手なお野菜を一緒に育て、
お野菜の絵本や紙芝居、ときにお芝居をしてお野菜が少しでも抵抗なく食べられる工夫をします。
食材の栄養を生かしておいしく調理して子どもたちがおいしいと笑顔で食べてくれるように調理師の資格も取得しました。
一生懸命でした。そうしているうちに気がついたことがあります。
給食は園児の一日の食事のうちのたった1回ということに。
自分で料理しない園児は後の2回の食事をお母さんに依存しています。
だったらあとの2食を作ってくださっているママを対象に食育セミナーをしょうと考えました。
アナキラフィシー(激しいアレルギー症状)を起こすお子さん、フェニルケトン尿症のお子さんも在籍していたので個別の栄養相談も始めてみました。
意外にも、親の栄養不良の相談が多く寄せられ驚きましたがそれらを効率よく解決するために正確な知識を得るため、サプリメントアドバイザーの資格もこの頃取得しました。
しかし、私に更なる問題意識が浮上・・・。
子どもの食事に熱心なご家庭はセミナーにも参加してくださるのですが、参加していただきたいご家庭の参加率が思わしくありませんでした。
なので親が参加する行事の後にセミナーを開催するなど工夫をしたりして試行錯誤しました。
ママがキーポイントです。
子どもの自身が管理できるようにすると同時に
ママの笑顔と心の余裕が必要。
食の知識が必要。
栄養がどれほど体と心に影響しているのかを知る事
これらが必要だと実感しはじめていました。
ちょうどこのころ、武庫川女子大学の教授から管理栄養士の卵を育てる食物学科で教鞭をとらないかとお誘いをうけていました。
大学では自分が研究している最新のことをこれからママになるであろう学生に教えられるし、
近い将来、管理栄養士として栄養のエキスパートになる人材を育成するという、意義もありやりがいもありました。
私一人でできることは限られていますから。
食べた物で心まで変化することを理解している管理栄養士を排出していけば、彼女たちの活躍により、その恩恵にあずかる人が増えていきます。
こういう考えをシャンパンタワーの法則というようです。後に知りました。
医者は栄養学に関して大学では学びません。
だからこそ、ここの学生に教えることの意義はとても大きいと思いました。
大学での勤務も楽しかったですし、何から何まで準備してくださり至れり尽せり状態。
もう大人である彼女たちとの関わりは、大人とのかかわりとかわりません。
だから、そういう意味の苦労はありませんでした。。
まだまだ未熟な園児や中学生、高校生を相手する指導とは違います。
そのうちこの大学で教鞭をとるうち、なにか違和感を感じ始めます。
そう、私は一人ひとりと深く関わる中で、一緒に成長していくことに喜びを感じるタイプだったのです。
深い心のつながりや信頼関係を通して成長させることに喜びを感じるタイプだったのです。
人間ってやってみないとわからないものなんだな~とつくづく感じます。
目の前のことに一生懸命に取り組んでいるとかならず次の使命が見えてくるものだということを実感しました。
今日も最後まで読んでくださり嬉しいです。
ありがとうございました。


