(蒔いた種の覚え書きは必須、すぐに忘れてしまう)

 9月はひたすら農作業に明け暮れた1ヶ月だった… 日中の時間がある時はほぼ農作業をしていた気がする。

 種蒔きは同じ畝に蒔き直しが3回ほど、苗の定植をするも翌日には消滅して定植し直しも複数回。8月上旬から始めた苗作りも初回は失敗…

 天気や自然条件が原因のほか、自分の判断ミスなどもあり、一瞬、気分が落ち込みそうになったけど、農業専業初年度から順風満帆なんてことは無いと思っていたので、すぐに立ち直った(笑)

 ことの詳細は…

(秋冬野菜はアブラナ科中心)


 例年遅れがちな種蒔きも、今年は早めにやろうと1日から始めて、程よく雨も降ってくれて順調だった。はずが… 今年は猛暑の影響か、ヨトウムシが大量発生しているそうで、農薬を使わない私の畑にも例外なく出てくる出てくる。
 同じ畝に一週間おきに3回ほど種蒔きしたけど、ほぼ全てを食害されていた。

(8月末までは順調だったロマネスコの苗作り)
 意気込んで作ったブロッコリーやロマネスコの苗も、青虫の食害で失敗に終わり… 生き残りを定植したけど、ヨトウムシやバッタやコオロギの餌になってしまった…

 でもここで悲しみに明け暮れて立ち止まっていては、何も変わらないわけで、最初が駄目なら第二弾、そして第三弾と次々に苗作りをやった。
 ブロッコリーはイメージ的に7月種蒔きで9月初旬定植しないと育たないと思っていたけど、種の袋の裏面を見ると、9月いっぱいの種蒔きなら苗作りができるとのこと。
 それならということで、今でも苗をたくさん作っている。

(動画で畑の生の様子もお伝えします)
 それから新しい出会いもたくさんあった1ヶ月だった。自然栽培の大先輩や、農福連携に関わる方々を始め、投稿はしなかったけど高校のプチ同窓会や、小学校以来の友人とも10数年ぶりに再開した。
 新たな出会いは新たな学びにもなり、動画投稿を始めたのも自然栽培の大先輩との出会いがきっかけだった。

(生まれながらのおばあちゃん子の私)
 もともと私は、やりたいと思ったことはすぐに行動に移していた。小学校低学年の頃から自転車を乗り回して結構遠い市内の中心部まで行ったり、高校の頃は親の目を盗んで深夜に友人宅に遊びに行って、早朝にこっそり帰ってきたり(笑)
 今やっている農業を中心とした生活も、自分が望んだことで、失敗を何度重ねようが大したストレスにはならない。自然が相手のことなので、初めから上手くいくわけではないし、そんなものだと前幕から分かっていた。

 最近私の脳裏によぎるのは、こんな苦労を経験できるのも妻をはじめ転職を許してくれた家族への感謝の気持ちだ。失敗して少し落ち込みそうになると、急に「でも、こんな苦労を味わえるのも妻のおかげだな…」という考えが頭に浮かぶ。

(弟にご飯を食べさせるお兄ちゃん、小学一年生の頃の写真)

 家族への感謝があると、不思議と良い気分になる。こんな気分にさせてくれる家族には、私が成功することで恩返しをしたい…

 成功には近道は無いわけで、特に私の場合は失敗から学ぶことが多いため、同じ失敗を繰り返すこともあるけど、それを記録していかせてていると実感がある。
 
(小さな耕運機は私の大きな味方)

 私がやっている農業の場合、販路から自分で切り開く必要があり、その前提として作物を上手く作ることは最低限の条件。
 まだまだ伸びしろは有り余るほどあるけど、家族への思いを胸に、これからも試行錯誤をしていこうと思う(^^)