以前はサムターン回し についてお話を致しました。
今回は別の方法をお話します。
空き巣は泥棒がよく使う手口ですが、その大部分が玄関や窓から侵入されております。
もともと出入りするための『開口部』なわけですから、外部から侵入されやすくなってしまいます。
だからこそ鍵をかけて…
という心がけは大切ですが鍵をかけるだけでは防げません。
犯罪者がどのようにして玄関を開けてくるか紹介します。(前回記事引用)
・カム送り(バイパス解錠)
カム送りとはシリンダー(鍵穴の部分)の隙間から針金や特殊治具を入れ解錠する方法です。
カム送りは別名バイパス解錠ともいわれます。
シリンダーを手前に引っ張ると回りのカラーという部品だけが動き、扉とシリンダーの間に隙間ができます。
その隙間から扉の中にある錠前を直接触り解錠してきます。
錠前の画像
カラーが動いてしまうシリンダーも問題です。
しかしカム送りが出来てしまうのは錠前がそれを可能としている構造をしている為です。
■対策
・カラーが動かないシリンダーに変更する。
・スぺーサーを取り付けカラーの隙間を埋める。↓
・補助錠を取り付ける。
などシリンダーで対策を行う事も出来ますが根本的な対策を取るのであれば錠前ごと交換するべきだと思います。
このカム送りを可能とする種類は限られております。
それを判断する為には扉の厚みの所、フロントのアルファベットで確認できます。
MIWA
・MIWA LAMA
・MIWA BH
・MIWA LD
刻印の下に_(アンダーバー)があるものは対策済みなので危険性はないです。
GOAL
・GOAL ASLX ・GOAL HD
※ASLXはレバーハンドルタイプのみ
SHOUWA
・397
・535
・CL-30
HORI
・1210
・1310
・1311
・1171
以上の記号がフロントに書かれていると非常に危険ですので一度玄関を確認してみてください。
本日も最後まで呼んで下さり有難うございます。
皆様の未来の安心を
『みらい』でした。