「火事 火事 火事 火事~」 | 天まで響け!とどけ!「ありがとうカレー」

天まで響け!とどけ!「ありがとうカレー」

全国の障害者に送るありがとうカレー。障害者の方達に働ける環境を作り、無農薬で畑で野菜を作り、その野菜でありがとうカレーをつくる。勇気を持って帰ってくれたら幸せです


19歳の時に
指を切断して大金を手にした私

弁当屋では
食費も家賃もいらないし お金が貯まる一方

20歳にして
一軒家を購入した

そして
その家を貸して

家賃39000円
ローン返済52000円
差し引き13000円を毎月払うだけ~

数字得意が
役にたった~

そして残りの貯金や
親に借りたりして

約2000万円で
レンタルビデオ屋を
オープンした

小さな店だったけど
私の書いたデザインの会員証が人気で
次 次にお客さんが来てくれた

当時は
なかった宅配レンタルもして アダルトビデオを恥ずかしくて借りれない人達にうけた~

またまた
隣にヤクザの事務所

しかし
当番の人が朝まで
起きてるので5本くらい毎日借りてくれた

そうこうしてるうちに 
別のヤクザが

協力金のお願いや~

と連日 店に来た~

また
ややこしい奴やと
適当にあしらって
相手にしなかった

しかし
ややこしい町は
ややこしいことが起こった

ある日
深夜2時頃 
外が騒がしい

店にいた私は
外に出た

隣のヤクザの事務所
のシャッターを叩く奴がいる~

しかも
両足が無い~

しばらくすると
チッチッとライターの音

あらかじめ
ガソリンを撒き散らし そこに火を付けた~

みるみると燃え上がって えらいこっちゃ~

そいつは
両足無いし
匍匐前進で逃げとる

お前は
自衛隊か~

早く
消さないと燃え移る

119へ電話

「火事ですか?救急ですか?」

「火事 火事 火事
火事~」

「落ち着いて下さい」

落ち着いてられるか~

店が燃えたら
2000万がパァーや

というわけで
無事に間に合って
店は無事~

そのあと
ねっちり話を聞かれて その日は商売にならへん~

そんな
ややこしい町で
ややこしい奴を相手に毎日を過ごしていた~

そんなある日
近くのラーメン屋の
店主が店に来た

「20歳で やり手の奴がいるしって 見に来た~」

「また ラーメン食べに行きます」

その日に
ラーメン屋へ

「あんた リサイクルショップせえへんか?」

「リサイクルショップ?」

「お金も無いし
無理ですわ~」

「お金 いらんで~」

詳しく聞くと

以前に営業してた店がありまだそのままの状態らしく 

店を開けて 冷蔵庫を洗っていたら 勝手にお客さんくるそうな~

それやったら
ビデオ屋の足しになるかとやることになった~