レディース専門〘自律神経の乱れを整える

心ケアカウンセリングルーム〙、花崎です。   
その不調の陰には、自律神経の乱れがあるのかもしれません。
心の疲れや身体の疲れに気づいて(気づかない人が多くいます!)、脳疲労を防ぐために…
ストレスや不安を減らして、心と身体の健康を保つために…
自律神経の乱れがあればそれを整え、個別相談で心を癒やし、認知を変えていく…

健康になれるよう心と身体の両面からサポートいたします。

対人関係の悩み、日々の強いストレスのこと、心の病気の心配、なんでもご相談ください。

 

  

 

  自律神経系とは

 

「自律神経失調症」って言葉以外は知らないよ、って方は、多いのではないでしょうか。そう、この言葉は、正式な病名ではありません。

自律神経を乱して体調不良が出たときの総称として使われています。

 

自律神経を大きく乱してしまうと、そりゃあもう大変です。ご説明していきますね。

 

私たちの身体は、自分の脳がすべてを指示し動かしているかのようでいて、じつは違うんです。

右へ歩こうと思えば右に行ける。左手を持ち上げようとすれば動く。でも身体の機能のすべてを自分が動かしているわけではありません。

 

「自律神経」は自分の意思(脳からの司令)にかかわらず体内の器官の働きを自動調整して、体内をベストの状態に保ち続けてくれている、すばらしい神経系の総称です。

主に「交感神経」と「副交感神経」から成っていて、その2つの神経が互いにバランスを取りながら身体の状態を支えてくれています。

 

自律神経系が、体内環境の変化によって刺激されそれぞれの臓器や細胞にはたらきかけることで、体内環境を調節するそうです。

よくわからないながらに、とても重要な機能を担っていることは伝わってきますよね!

 

  自律神経の働きは外部からは変化させにくい

 

勝手に働いてくれている神経であるため、自分の脳で司令して動かせるものではありません。

たとえば頭で念じたからといって、狂った睡眠リズムが一瞬で修正できるものでもない。

自動システムである以上、外部から手を加えるのは大変に難しいのです。

 

そのせいで体調不良がなかなか改善させられないことに悩む人は少なくありません。

起立性調節障害も、過敏性腸症候群も、慢性疲労症候群も、コロナ後遺症も、自律神経だけの問題ではありませんが影響は確かに受けており、薬でパッと治してしまえないことが切ないところです。(免疫不全や、脳の炎症での体調不良も治りにくい仕組みは同じなのです)

 

  自律神経の「交感神経」とは

 

「興奮したとき」や「活発な活動をするとき」「ストレスを感じたとき」にとくに交感神経が優位に働きます。

 

日中起きているときや緊張しているときに優位になり、体の状態を整えます。すぐに動けるように身体を準備してくれるんですね。

 

活動中には全身により多くの酸素が必要なため、交感神経が優位になるそうです。

また、緊張しているときに汗をかいたり喉が渇いたりするのも、交感神経の影響です。

 

《緊張、興奮、不安時に働く》

心拍数上昇、血圧上昇、血管収縮、胃腸の働き抑制、筋肉緊張、発汗促進などをしてくれる。

 

 

  自律神経の「副交感神経」とは

 

副交感神経は「安静時」や「リラックスしているとき」に働きます。

 

リラックスしているときや寝ているときに優位になり、交感神経とは正反対の働きをします。副交感神経は、体を休ませ、栄養の吸収や排泄など生命維持に必要な行為をコントロールしています。

 

《安心してリラックスしているとき》

心拍数低下、血圧低下、血管拡張、胃腸の働き活発、筋肉弛緩、発汗抑制などをしてくれる。

 

  恒常性(こうじょうせい)とは

 

生物の恒常性(英語でホメオスタシスともいいます)とは、生物の体内環境を一定に保とうとする性質のこと。

私たちの身体には、気温が高いと汗が出て、結果身体を冷やし体温を下げ平常体温が保たれる(外気が41度だからといって体温が41度になるわけではないですよね)、病原菌が身体に入ったら白血球が集まってきて病原菌とたたかってくれ病が防がれる、といった不思議な現象が起きています。

恒常性があるおかげです。

 

体内が安定な状態を維持できるようにはたらくシステム、生命機能を維持するために身体を変化させてくれる、それがホメオスタシスなのです。

 

ホメオスタシスは、自律神経系や、内分泌系や、免疫系が支えてくれているそうです。

 

 

  自律神経を乱してしまったときに出てくる症状

 

交感神経と副交感神経、この2つのバランスが崩れると様々な不快な症状が現れます。

そう、連鎖するように、ホメオスタシス、内分泌系や、免疫系も影響を受けるからです。

 

✓頭痛 ✓不眠、過眠、寝つきが悪い、眠りが浅い、睡眠リズムの乱れ 

✓だるさ・倦怠感・疲れやすい、食欲不振
✓胃痛・腹痛・下痢・便秘など消化器系の不調(過敏性腸症候群など) 
✓めまい・低血圧(起立性調整障害など) 
✓精神不安(イライラ・怒りっぽさ・不安・焦燥感、強迫観念、抑うつなど)
✓肩こり・首こり、背中の張り、神経痛・身体の痛み(線維筋痛症など)
✓感覚過敏(五感の過敏からくる体調不良)の強まり 

✓まぶしさ・眼精疲労・羞明
✓動悸・息切れ・気だるさ、息苦しい、胸の痛み
✓冷や汗・ホルモンバランスの崩れ・ほてり・更年期障害
✓ストレスを感じやすくなる 

✓脳疲労・集中できない・頭が働かない・読み取りができなくなる・反応が鈍くなる

✓元気がでない・悲観的思考になる
✓手足の冷え・低体温・微熱
✓身体が重い・動けない・疲労の強さ・とれなさ(慢性疲労症候群)

 

過度なストレスや緊張は、興奮しなくてよいところで興奮の交感神経が働きすぎたり、副交感神経が働かなすぎてリラックスできなかったりといったことを招きますが、それも長期化すると、コントロールがうまく効かず失調状態になることがあるのです。

 

  私たちの不思議な身体(まとめ)

 

私たちは自律神経の働きによって、眠っている間も呼吸をし、心臓も勝手に動き続けてくれています。そう、常に意識して呼吸を行なっていたり、動かそうと思って内臓を働かせているわけではありません。

今だけ心臓を止めようとか、肺を休ませようとかは、自らの力ではできないわけです。

 

食べ物が胃に落ちれば、勝手に消化しはじめてくれる、そんな具合に私たちの身体は、自動的に動く精巧な機能をもっているのです。

自律神経は、消化や体温の調節(発汗)、睡眠、そして体の病気を治すはたらきなど、重要な役割を担っています。

 

朝になれば目が覚める、夜になると眠くなる、そのような睡眠サイクルの整えにも自律神経が関わっています。

 

常にストレスがあると、興奮時間が長くなり、その不安により脳が誤作動することも。不安やストレスを、脳が興奮と間違えてしまうのだそうです。

夜なのに副交感神経が優位にならず、ずっと脳が働き続け、疲労がかさむことも。休んでも身体が休まらない、脳も休まらない、不調が出る、そんなことも。

 

思考のクセが、興奮を増幅させてしまうこともあります。

まずは心身の不調があらわれたとき、状況を整理して、副交感神経を優位にする時間を増やせるように工夫していきましょう。

 

自律神経を整えるのはとても難しいことですが、良いと言われていることはあります。

自分の身体が思うように動かない、精神も不安定になる、うまく眠れないなど、心身の不調がある方も、個別相談、使っていただきたいと考えています。

心と身体、両面から整えていきましょう。

 

 

 

 

上: TROTIXさん、パンもケーキも美味! マッシュポテトの乗ったミートパイ、アップルパイも最高! 手をかけて作られた愛情を感じました!

下: カナディアンマフィン専門店 SUNDAY MUFFINさん。大きくて、自然な甘さで「キャロット」美味しかった!