はじめまして、花崎ひとみです。
内向型さんやHSP特有の困りごとや心の辛さを深く理解し、どのような対処法があるのかを一緒に考えていくことなど、その分野の知識に強いカウンセラーです。
HSP虹色カフェでは、HSC・HSP・非定型発達(軽度のASD・ADHD・LD)や不安症の方の、お母さん支援もしています。
どうぞよろしくお願いします。
こんにちは、花崎です!
HSC時代を思い起こしても、他人のイライラ・怒り・不満は、自分にとって苦しいものでした。
とくに思春期前までの記憶として、同級生たちのことよりも、先生や友人の親など周囲の大人たちのイライラのことをよく覚えています。
近所のおばさんであっても、親戚のおばさんであっても、親であっても、そういう感情が表情や態度から伝わってくると、途端に心が緊張して、相手の求める態度へと…自分を他人に合せてしまうのです。
幼稚園、小学生という年齢からそのように感じて動く、私は「とても聞き分けのよい育てやすい子」でした。大人が困ったことが無いかもしれません。大人のような感覚で状況判断をする大人びた子ども。自分よりも幼い子たちの面倒も丁寧に見ていました。
お友だちの家に遊びに行って、その家のママがイラッとしたときには、何で怒っているのかが瞬時にわかります。お友だちはあっけらかんとしているけれど、子どもが騒ぐ声が煩わしくて嫌だったり、部屋を走るのが許せなかったり、子どもが数人居ること自体が迷惑だったりします。
大人も一人になると、感情を爆発させて嫌な態度を取る人が多いです。
大人が数人集まっていれば、人の目があるから自制がきき和やかな顔をしている人でさえ、子どもたちしか居ない空間ではささいなことで嫌そうな顔をしたり、叱ったり、子どもに対して不遜(ふそん)な態度を取ります。
そういうのを敏感に感じ取り、この人は心に余裕のない人と、大人の顔色を伺い大人に合わせていたのが私です。大人しくマナーを守って行動する、大人に面倒をかけない子です。
外に出て遊んだほうが喜ばれる、水を欲しがったりお菓子を欲しがる子がいるともう来るなと言われる、この人はこのくらいで怒りを覚えるからと、その手前で私が皆んなを外へ誘導することもあったかも。
お礼をきちんと言い、いつも笑顔で接する。
だけどちょっとしたときに、私はキツイ態度で嫌味を言われることもありました。
子どもだからってバカにしたような言葉、嫌味は、私にはわかるのです。
子どもだけど大人のような、そういう感性を持った子がHSCには多いかと思います。
だから控え目な態度なのです。相手の立場に立って物事を考えられるから、謙虚で、協調性があるのです。
大人しくて自己主張が少ないからといって意見を持たない子ではないので、どうか軽んじないでほしいと心では冷静に思っていました。
人にガッカリもしたし、悲しみも覚えたけれど、でもこうして今も人間のことが大好きで、人と交わる仕事がしたいと思っているんだから繊細さは長所ですよね。
さて、こういうHSC・HSPですので、親は態度を和やかに整えられるよう、心に余裕を持って過ごせたらいいですよね。逆を言うと、心に余裕がないとき人は怒りやすくなります。ですから、仕事に家事に子育てに忙しいママは、ちゃんと休憩する時間を作って自分を癒すことにも心がけてみてくださいね。
HSCは集団で、周囲の人たちがいつも笑顔でいられるように、和やかに集えるようにと配慮して立ち回っています。これは義務感からやっているというよりも人の笑顔が好きで、他人を尊重し、一番に皆んなで楽しく過ごしたいと願っているからで、だから自分の怒りや不満欲求は表面化させずにいられるのです。
そういう人たちが社会全体のおおよそ15~20%くらいいて、この荒っぽい社会を支えてもいるのだとか。個人主義が目立ってきた今、必要とされる能力、協働を担うことができるってものすごい長所だと思いますが、皆さんはいかが感じていますか?
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