サンプリング 雑感 | 土壌調査プロジェクト・いわて

土壌調査プロジェクト・いわて

市民による、岩手県の土壌調査計画

私は土壌調査プロジェクト・いわてに個人協賛し活動している菅原和博です。

主に現地での土壌採取や採取調査票のデータ入力及び県北や沿岸方面への採取申請業務を行っています。

62日のサンプリング説明会よりおよそ5ケ月目になろうとしていますが、データファイルに入力済の地点数は10219時現在193ケ所で、いよいよ200を超える所となりました。(実際の採取数は既に200を超えています)

その中で一部お気づきの方もいるかと思いますが、空間線量を測定中に風の影響で数値が変化する事(ほとんどの場合上昇)と空間線量と放射能濃度が比例しない事の2つがおぼろげながら解ってきました。

これは空間線量値を測定したからといってその地域の汚染状況や健康影響の有無を判断することは出来ないのではと思わせる事象であり、土壌調査プロジェクト・いわての活動指針でもある正確な汚染状況を把握するという目的が真に果たされようとしている訳です。

実際に活動する中で市町村担当者様や各施設の管理者様等と言葉を交わす機会も多く、こと子ども達への健康影響や住民も含めた食に対する不安が多い事が伺えますので、当活動により得られた調査記録が今後の汚染対策に生かされる事を願うところです。

だんだんと秋も深まり道路の凍結や降雪の可能性も考えなければいけない時期となってきましたが、当プロジェクトにご賛同されている皆さんや事務局との連携を深め無事に活動を終えさせることが出来るよう努力したいと思います。

土壌調査プロジェクト・いわて
金ヶ崎町 菅原和博