講師演奏は誰の為にするのか | 発達障害ピアノレッスン【My Piano room】ピアノ教室 千葉県 市川市 船橋市

発達障害ピアノレッスン【My Piano room】ピアノ教室 千葉県 市川市 船橋市

0歳〜大人、趣味〜保育士を目指す方、プロレベルの方まで。発達障害児さんのためのピアノコース。千葉県市川市、船橋市からも通えます。知育音楽でIQが上がる!お子さまの「出来た!」を引き出すピアノ教室です。

昨日から、プログラムを見直しています。

というのも、悩みが出て来たから。それは、「生徒さんの発表の場」という事を改めて考えてみたからでした。

これまでは、必ず講師演奏はやっていました。
実はワタクシ、お恥ずかしながら自身の両親が某所でやや大きめな音楽教室を経営しておりまして、
そこの発表会に私も子供の頃から毎年毎年出ていました。
そして出るのはだいたい「トリ」でした。それは自分が経営者の子供だからという、それだけの理由で、大トリをやらせてもらってました。
そしてそこの音楽教室でも、必ず講師演奏はあって、必ず生徒さんの演奏の一番最後、それこそ
「大トリ」です。そして先生方は必ず花束をもらっていました。
素敵なドレスも着ていました。それが、私の中では、当たり前でした。
そして自分も「トリを弾く」という、何だか分からない変な自信が付いてしまっていて、
私は最後に弾くんだ、的な、鼻高、な自分がいました。お恥ずかしながら。



ピアノ講師を始めた頃は、↑この頃の自分のまま、変わっていませんでした。
講師演奏は当たり前。そして自分がトリを弾くんだ。

しかし、ここ数年、変わって来ました。
「生徒さんの発表の場、でしょ。先生がトリを弾くのはなんで」的な意見をどこかで見たからでした。

確かにそうです。生徒さんの発表の場であり、生徒さんがメインであるべき場所で、
なんで先生が最後に弾いて、花束をもらうんでしょう?
という疑問が出て来てから、「私は今年は弾くのやめようか」想い出したのでした。
去年までは、トリでなくとも、私は必ず弾く、という想いでした。
でも、今年は「私は弾くのはやめようか」という所まで、迷いが出ました。

というのも、一番の大きな理由は子供がいるから、なんですが・・

それをきっかけに悩み始めたのですが、
ある方がこんな事を教えて下さいました。


「講師演奏は誰の為にするのか」


さぁ、誰の為なんでしょう。

改めて考えてみると、少なくとも昔の私は「自分の為」でしたね(汗
自分が弾きたいから弾いてただけでした。
しかし、今は違う気がします。
聴いてもらう誰かの為に弾きたい、という想いの方が、強い気がします。

生徒さんの為に弾く。
そう考えていたら、こんなに悩む事はなかったかも知れません。



頑張ってくれた生徒さんに。
協力してくれた親御さんに。
お手伝いしてくれた生徒さんに。

感謝の気持ちを込めて。



そして、今回は「被災地に祈りを込めて」という想いもあります。
ならば、やっぱり弾くべき。

と、考え直して、プログラムを見直す事を決めました。


トリはやめます。
トリは、私の生徒さんにお任せしましょう。
私はそろそろ、現役を引退する。。時期?いや、まだまだ若いつもりでいますがね^^