中古住宅における既存住宅売買瑕疵保険の手続きの流れをご紹介!

中古住宅を購入するとき、売主が隠していた欠陥や不具合が発見されることがあります。
そのような場合、どのような保証が受けられるのでしょうか。
そこで今回は、既存住宅売買瑕疵保険という制度について、その内容や手続きの流れを解説します。

既存住宅売買瑕疵保険とは何かについて

既存住宅売買瑕疵保険は、中古住宅を購入した際に売主が知らなかった瑕疵(欠陥)が発見された場合に、修繕費用を補償する保険です。
売主がこの保険に加入することで、買主に安心感を提供し、売主は責任を負わずに済みます。
保険は通常、売買契約後から引渡し後までの期間に有効で、通常は2年間です。
ただし、売主が知っていた瑕疵や自然災害などの不可抗力による瑕疵は補償対象外です。
修繕費用の上限額や補償内容は保険会社やプランによって異なりますので、関心がある場合は詳細を確認しましょう。

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宅建業者が契約する既存住宅売買保険の流れ

売主が宅建業者(不動産会社など)の場合、既存住宅売買保険の契約手続きは以下のステップに従います。
まず、売主は物件の状況を調査し、契約書に保険の内容を明記します。
次に、売主の住宅事業者が保険会社に加入申し込みをおこない、保険料を支払いが必要です。
その後、売主は保険会社に契約書を送付し、保険証券を受け取ります。
最後に、売主は保険証券を買主に渡します。
これで、既存住宅売買保険の契約手続きは完了です。
保険の有効期間は、売買契約が成立した後から物件の引渡しが完了するまでの期間で、一般的には2年間となっています。
この期間中に物件に欠陥が発見された場合、保険金が支払われます。
ただし、支払い条件や上限額は契約内容によって異なります。
また、物件の引渡し後に欠陥が発見された場合でも、引渡し前に欠陥が存在していたことが証明できれば、保険金の対象です。
既存住宅売買保険は、売主と買主の双方にメリットがあり、売主は物件の欠陥に対する責任を軽減でき、買主は物件の品質や安全性を確保が可能です。
通常、保険料は住宅価格や工事代金に含まれており、最終的には購入者が保険料を負担します。

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売主が個人の場合の保険契約手続きの流れ

売主が個人(宅建業者以外)の場合、保険契約手続きの流れは以下の通りです。
まず、売買契約書に保険の有無や内容を記載します。
次に、売主が保険会社に申し込みをおこない、売主が初めに保険料を支払います。
その後、保険会社から保険証券が送付されるでしょう。
この保険証券には、保険期間や保険金の額などが記載されています。
保険の期間は、売買契約が締結されてから物件が引き渡されるまでの期間で、通常は2年間と定められています。
保険金は、売買契約書に記載された物件の価格と同額です。
もし、引渡し後に物件に欠陥が発見された場合は、保険会社に連絡して保険金の請求をおこないます。
ただし、売主が故意や重過失で欠陥を隠していた場合は、保険金の支払いが拒否される可能性があります。
また、売主が個人であっても、宅建業者と提携している場合は、宅建業者の保険に加入することができます
この場合は、宅建業者の保険会社と契約することになります。
売主が個人の場合の保険契約手続きは、事前に確認や相談をしっかりおこなうことが大切です。
自分の権利や義務を理解しておくことで、安心して物件を購入することができます。
一般的に、保険料は住宅価格や工事代金に含まれているので、最終的には住宅購入者が保険料分を負担することになります。

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既存住宅売買瑕疵保険とは何かについて

まとめ

既存住宅売買瑕疵保険とは、中古住宅を購入した際に、隠れた欠陥が発見されたときに補償を受けられる制度です。
安心して住まい探しをするためにも、中古住宅を購入するときは、既存住宅売買瑕疵保険に加入することを検討してみてください。
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