貴女がつくるSpecial One ☆ 大人のポーセリンアート倶楽部Miss-yuです。
時間があれば 金継ぎ思う存分できるのになぁって、ずっと思っていたけれど
コロナの影響でおうち時間が潤沢にあったこの1ヶ月半。
もっとできるかとおもっていたら、そうでなかったんですよね、、
金継ぎは、時間がかかります。
それは手間がかかるということの他に、漆が乾くのに時間がかかるということもあります。
でも、それだけてなくて
私的な理由で
作業にとりかかるまでに数週間かかってしまうという不思議が💦
手元に来る時はこんな状態↓
その間何をしていたかというと、
これが、、、
かけらを集めて
もとの形はこんなんだったんだねーとか
どんなふうに使ってもらってたのー?とか
なんでわれちゃったのかなーとか
われても捨てられなくてよかったねーとか
いい色だねーとか、
かっこいいスタイルだねーとか
うつわからは私に何にも返ってきませんよ。念のため。
仮止めをしてくっつけた器を、眺めたり、手にとったり
どんなふうに直そうかとか、ここが難しそうだとか、
仕上げはどんな色にしようかとか、
私に直せるだろうかとか、
とりとめなく考えて、何週間かすぎて、
腹が決まるというか、踏ん切りがつくというか、
そろそろだなっていう流れで
それで、やっと漆に手を伸ばして前処理をして、
漆と小麦粉を練って麦漆を作り接着したものが、
先ほどの写真のこれです↓
これで、しっかりとくっつけるために
漆風呂に入れて、また2週間から3週間ほど待つわけです。
そのあいだ、漆風呂から取り出してはご機嫌伺いをしてすごしまして、
はみ出た麦漆を落とし、研いで、
錆漆で隙間を埋めていく作業を数回くりかえして
下地の出来上がりに至ります↓
とりあえずは、今回コロナのおうち時間でここまではできました!
ここからあとはお化粧に入ります。
金仕上げにしようか、黒漆で仕上げようか、、、
また眺めながら考えることにします。
私にとって金継ぎは
むかし時間で取り組む手仕事。
時間が流れるということがとても大切。
うつわと自分のご機嫌伺いをしながら
ゆったり進めていく。
再生の物語です。
💖出来上がりがたのしみ💖
お読みくださり、ありがとうございました😊