私は根からの文系人間なようで、数学はあまり得意ではありません。

 

そんな私が翻訳を始めてから最初に出くわした数学ネタ。
それは、「四捨五入」についての表現です。

 

意外と簡単な単語だけれど、それまで全く知らなかった表現でした。
そして、日本語とは表現の仕方が一見似ているようにも見えますが、ちょっと違っているというのがとても面白いと思った記憶が残っています。

 

最近また調べる機会があって久しぶりに思い出したので、メモとして残すことにしました。

 

黄色い花 基本表現のおさらい 黄色い花

「四捨五入」にはroundを使いましょう。

 

round (off)~:  ~を概数で表す(=まるめる)
*.5のときに、切り上げるか切り下げるか微妙なので(四捨五入とは限らず五捨六入の場合あり)、切り上げ、切り下げをup/downではっきりさせるのが良い・・・と解釈していますが、間違っていませんよね?)
round up~: ~を四捨五入する(切り上げる)
round down~: ~を四捨五入する(切り下げる)

 

よく見るroundという単語を使って簡単に「四捨五入」を表現できるのですね。
日本語でも端数を切り捨てて概数で表すことを「丸める」という言い方をするそうですね。
表現が共通しているのが面白いですね。

 

黄色い花 いろいろな表現 黄色い花

  • round off/up/down ~ to the nearest thousand
      ~を千の位四捨五入する
  • round off/up/down ~ to the closest whole number
    ~を小数点以下第1位を四捨五入する(=整数にする)
  • round off/up/down ~ to the first decimal place
    小数点以下第2位を四捨五入する(=小数以下第1位までの数字にする)

 

黄色い花 注意点 黄色い花

マーカーを引いてあるのでお気づきかと思いますが、英語で「四捨五入」を表現するときには注意が必要です。

 

「小数以下第3位を四捨五入する」というときに、
round off to the third decimal placeとしてはいけません。

 

round off to the second decimal placeとしましょう。

 

round off to~のtoからもわかる通り、
round off ~ to the second decimal placeは、小数点第三位を四捨五入して「小数点第二位までの数にする」ということになります。

 

つまり、

 

If 1.868 is rounded off/up to the second decimal place, it becomes 1.87.

 

ということになります。

 

日本語は、小数点以下の何桁目を四捨五入するかを言いますが、英語は何桁目まで表記するかを言うんですね。

 


 

ご存知の方は今さら・・な内容ですが、以外と間違えている人が多いのかも?!・・・と最近思ってしまいました。

 

・・というのは、最近この手の修正が2度ほど続いたからです。

1人は社内の若手社員の英訳の添削、もう1人は翻訳者による翻訳のチェックでした。
思わず、自分が勘違いしているのかと思って久しぶりに調べてしまいました。

 


 

私は数学はあまり好きではなく、入りたい高校、大学を受けるために必要だったから頑張って何とか点数をとっていただけで、本当に理解していたわけではなく、機械的に公式にあてはめていただけでしたし、数学を面白いと思ったこともありませんでした。
センター試験が終わったときに「数学はもう卒業!」としていたのですが、英語で数学を学んでみるのも面白いかなあ・・・と少し思いました。

 

我が家の息子(小4)が、横で数独をやっています。
私は数独さえもやりたいと思えないのでほとんどやったことがないのですが、一緒にやってみようかな。

 

そういえば、「数独」って、日本のものなのでしょうか?
先日「グレース・アナトミー」をみていたら、「すうどく」と言っていました。

 

 

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