7月29日の総務省の住宅・土地統計調査速報値で全国の空き家率が13.5%と
空き家数、率ともに過去最高を更新した。
熊本県は14.3%で全国平均を上回る。前回の5年前の調査では、13.4%で、この
5年間で0.9%増加したことになる。
現在全国での住宅総数は6063万戸で、そのうちの820万戸が空き家となる。
この5年間で住宅総数は305万戸増え空き家は63万戸増えている。
この5年間だけを見ると住宅の増加総数のうち、20.6%が空き家として、新に発生
していることになる。
ちなみに、熊本市が今年6月12日に発表した、3月末時点での管理不足の老朽家屋は
128カ所である。この数値は市が確認した分の数値であり実態は多分、もっと多いと推測される。
原因としては新築住宅の供給過剰、更地の固定資産税額、人口減少等色々あるが、現実、
生活者の問題として景観の悪化、倒壊、ゴミの不法投棄、不審者の忍び込み等様々な問題が
現実に発生している。
こういった防犯、防災での住民不安を取り除く為、国をはじめ県、市町村も動き始めている。
これらは行政だけの問題では無く、民間、私達生活者の大きな問題である。