前回まで、「ベルメウスの時代」で新しい視点のスピリチュアルをお届けしました。
今回は、そんなスピリチュアル感覚を使い、ヒーリング、オーラリーデイングをやらせていただく中で見つけた、スピリチュアル能力を身に付ける手法やそれらを実践した方々のお話しをさせていただこうと思います。
そして皆さんにもスピリチュアル感覚を感じていただき、生活に活かしていただければ幸いだと思います。
この本は1997年に出版されたものに一部加筆、修正してお届けします。
尚、この文章にはヒーリング的な内容が記されている部分がありますが、決して医療的な治療などではなく、あくまでスピリチュアルなヒーリングのお話しであることをご理解下さい。
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②自分色を見つける
音と同じように、色にも癒す力が秘められています。
あるカラーコーデイネーターの方に聞いたお話しですが、「色は人間の生理機能や感情にはたらきかける力を持っている」ということでした。
「いくつかの色見本を見ていただき、心に残る色を選んでもらう」という色彩テストを行なうと、例えば「睡眠不足の人は緑を選び、心配事がある人は青と黄色の組み合わせを選ぶ」ことが多いようです。
色と心にはどうも関連性があるようですので、自分を元気にしてくれる色、自信を持たせてくれる色、落ち着く色、気持ちの良い色といった、「自分を最もトータルに表現できるパーソナルカラー(自分色)」を探して、その色によって、マイナス因子を良い方向にもって行き、悩みを解消したり、「生き方を変えていくツールとして利用してもらう」と言います。
ファッションや部屋の模様などに応用して、性格が改善されたり、体調が戻ったり、恋愛が上手くいった、というケースもあると聞いています。(私も「年間のテーマカラー」を毎年発表して、カラーヒーリングにご利用いただいています。今年は「濃紺」です)
色による自己発見、気づきの実例ですが、ある会社員の男性は、「自分色のパーソナルカラーを探し、その色のスーツをスーツを着用すると、以前にくらべ格段に積極的になり、ビジネスマンとして、バリバリ活動できるようになった」というお話しも聞きました。
これなども自己演出や、コミュニケーションに利用できる「色のヒーリング効果」の典型例かも知れません。
画家の皆さんも、良い絵を描くために一番気に入った色を見付けようと苦心惨憺されるといいます。
確かにフェルメールの「青」などはその作家を象徴する色ともなっています。
今までは「これが一番」と思っていたことが、「どうもそうではなかった」などという悩みも多いようです。
思い込んで悩んでいる時は、気に入った色がつかめないことがあります。
それは「視野が狭くなっている」からです。そんな状態では決して良い絵は描けないでしょう。
ところが色の感覚が磨かれると、今まで「肉体の目」だけで見ていた色が、「心の目」で色を見分けられるようになり、それを境に堰を切ったように感覚があふれてくるということがあるようです。
「生体エネルギーの感覚」が磨かれると、色への感覚も鋭くなって来るのです。
色の波長というか、「自分の心の波長に一致した色」を見抜けるようになり、これまでとは違った自分の世界が開けて、「多彩な自分」「本質的な自分」が表現できるようになって行くことでしょう。
ここまでお話ししてきたように、生体エネルギーを鍛えることによって、秘められていた本質的な人間の能力が開花し、社会生活において最も重要なコミュニケーション、即ち、「人間関係」が格段に改善され、プライベートは勿論、ビジネス、人生まで変化して可能性は大きいと言えるでしょう。
「性格改善」というと難しく感じるかも知れませんが、自分に入ってくる情報が、より精度の高いものになるなら、自らの判断・行動も当然、適切なものになって来ます。
この社会は環境問題も含め、機械文明万能主義では地球がもたないことは明白で、人間 が生物としての本領を発揮する時代が近づいていると考えています。
to be continued