前回まで、「ベルメウスの時代」で新しい視点のスピリチュアルをお届けしました。

今回は、そんなスピリチュアル感覚を使い、ヒーリング、オーラリーデイングをやらせていただく中で見つけた、スピリチュアル能力を身に付ける手法やそれらを実践した方々のお話しをさせていただこうと思います。

そして皆さんにもスピリチュアル感覚を感じていただき、生活に活かしていただければ幸いだと思います。

 この本は1997年に出版されたものに一部加筆、修正してお届けします。

 尚、この文章にはヒーリング的な内容が記されている部分がありますが、決して医療的な治療などではなく、あくまでスピリチュアルなヒーリングのお話しであることをご理解下さい。

 

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●人間性を磨く能力開発をめざそう

 

 今の時代、「超能力」について語るのは少し気が引けます。

 

 超能力を吹聴して、それを悪用する人が後を絶たなかったからです。 

 これが社会問題を起こし、人間のスピリチュアル能力そのもののイメージダウンになってしまいました。

 

 大分、悪役になってしまった感のあるスピリチュアル、超能力ですが、名誉挽回の意味で少し「超能力」についてお話ししてみたいと思います。

 

 私がいろいろな能力に目覚めてわかったことは、「超能力というと特殊な能力だと思われがちだが、これらは潜在的に誰でも持っている。獲得するのはそれほど難しくない能力で、まさにだれでも超能力者になる可能性がある」ということです。

 

 私は講習会でも受講者にいつもこのようにお話ししています。

 「人間は素晴らしい能力を持っている。ただそれに気づいていないだけである。その能力を先に身に付けた人が、現在たまたま超能力者と呼ばれるだけ」

 

 自分の能力に気づいていない人が、「能力開発をし、獲得をした人を見て、あれは特別な能力だ」と感じ決めつけてしまう。そして、「自分は特別な人間じゃないから、超能力も持てない」、「そういう能力を持つには、素晴らしい人格をも合わせ持っていなければいけないんじゃないか」 と思ってしまいます。

 また、この分野に興味の薄い人達は、「あれは詐欺だ!」と片付けてしまいます。

 しかし、こういう誤解や偏見が、能力開発を行う上で障害になっていることも事実です。 本来超能力というものは、そういうものではありません。

 

 さまざまな能力が開花してくると、

 1.人間同士の交流(テレパシック・コミュニケーション)の重要さ、とか

 2.自然と同調すること(シンクロニシティック・コミュニケーション)の大切さ

 3.いろいろな問題にどうやつて対処して行くか(ポジティブ ・アクション・テクノロジー)

 などに目覚めて行くことになります。

 

 つまり生活する上で非常に役立ち、それを通して人間として成長してゆくのがわかることでしょう。

 

 それらは決して、いかがわしい超能力といったものではありません。

 ですから、「私はできない」と決めつけるのではなく、「やってみよう」と努力して欲しいと思っています。

 適切に手法を学べば、それらはじょじょに身についてくるものです。

 

 それには「生体エネルギーの訓練をしなければならない」ということになります。

 それは、「自然のエネルギーを感じ、利用し、自らの能力を高めること」です。

 そこから人間は進歩し、発展して行きます。

 

 人間は、そういう素晴らしい仕組みを持っています。

 

 「人間の持つ能力は素晴らしい!」

 まずはこれに気づいていただきたいと思います。

 

 能力を発揮して、まさに「超能力者」だといわれるようになっても、それは人間の自然の能力を開花させたのであり、あなたが本当に自然と一体となり、人間性に目覚めたら、どうして自分の能力を利用して世の中を惑わしたり、人を編したりできるでしょうか。

 

 そういうことは偽の能力者がやることだと思います。

 

 本当の能力に目覚めた人は、実に謙虚になる傾向があります。

 本物の能力開発と、ニセの能力開発があるとしたら、結局のところここのところで分かれるのだろうと考えています。

 

 それを行う人の人間性です。

 

 こんな能力を持つと、人間性も磨かれていくものです。

 私は、皆さんにもっと積極的に超能力者になってほしいと思っています。

 スピリチュアルな能力を使っていただきたいと思っています。

 

 あなたにその気持ちがあれば、すぐにでも素晴らしい能力に目覚めるようになります。

 本書は、そのお手伝いをするものです。

 

to be continued