6.呼吸法でセルフ・ヒーリング!
現代では普通に生活していてもストレスが満ちてくる
現代はストレス社会。
会社では効率化を求められ、どんどん余裕がなくなっています。
本来はとても便利なはずのSNSもちょっと間違うと「つながり依存症」や「返信恐怖症」、「炎上」などという人間不信や人間関係の崩壊、精神的問題にまで発展してしまうこともあるようです。
私が行っている、地域でのボランティア活動においても、地域と学校との関係を大切にし、交流を深めていますが、もっとも深刻な問題は教師と生徒の関係、そしてイジメなどの人間関係です。
またPC、タブレット、スマホなどのデジタル機器は生活に浸透し、最近では子どもたちでも腕や肩首、そしてとくに目の疲労を覚える人は多いようです。
まったく「疲れる」世の中になって来てしまいました。
この章のはじめにも、「ヒーリング・スポットの使い方」をお話しして、有効なスポットの使い方を書きました。
この本の最後に、なかなかまとまったお休みの取れないあなたにも手軽にできる、「自分で疲れを取るセルフ・ヒーリング!」の手法をお伝えすることにしましょう。
「ヒーリング」の手法はハンドパワー、気功などといわれるように、ちょっと「特殊な人」にしかできないと思われることも多いのですが、基本的には「誰でもできる技術」です。
「ちょっとしたコツ」を覚えて、あなたも自分をヒーリングしてみましょう。きっと驚くほど楽になるはずです。
ヒーリングの手法は「病気を治す」というより、「エネルギーを安定させて自己治癒能力を高める」という考え方です。
他人にヒーリングするのは「相手のエネルギーに合わせなくてはならない」ので、結構高等技術となります。
だから「ヒーリングは特殊で、難しい」と思われてしまうのですが、「自分で自分に行う」場合は、まさに自分のエネルギーですから、負担はほとんどありません。
「自分に足りなくなったエネルギーをちょっと外から持ってきて、自分に入れちゃう!」という感じですので、栄養剤を飲むのに近い感じでしょうか。
それではその「コツ」ですが、セルフ・ヒーリングを行う場合の基本は「呼吸法」です。これは肉体を維持するためには食事が必要なように、命のエネルギーを支えるには呼吸から得るさまざまなエネルギーが必要であるからです。
そして呼吸法でチャンネルも開かれます。
すでに「ヨガ」などをやっていて、呼吸法に親しんでいらっしゃる方も多いと思いますが、そういう方はやり方に共通点も多いと思います。
私も長い間、ヒーラーとしても活動していますが、私が考えた「QT法」という方法はもっとも手軽で効果的だと自負しています。
この呼吸法は、慣れて来るとオーラのコントロールもできるようになりますので、幸運の波動を呼び寄せるのにも効果があります。是非試してみて下さい。
QT法は15分(クウォーター=Q)で完了するトレーニング(T)ということなのですが、「QT呼吸法」「QT瞑想法」「QTイメージ・トレーニング」という三つの手法でできています。
ここではその中でも、セルフ・ヒーリングに直結する「QT呼吸法」のやり方と、効果をお話しします。
to be continued

