3 好奇心
この本に何回か出てくる「キーワード」です。それだけ好奇心は大切な感覚だということです。
年齢とともに失って行くもの。
「笑顔」「無邪気さ」とともに「好奇心」も失ってゆくもののひとつです。
人はだんだんと得るものが大きくなるにつれて満足感が出て来ます。これは決して悪いことではありません。でも、満足感を得るにつれ「もうこれでいいや」「もう面倒くさい」となって来る傾向があります。
それにつれて「オーラが外に出にくくなる」のです。
オーラが出ないとあなたは「輝いて」見えません。「足る事を知る」といいますが、満足感を得ることと好奇心を失うことは同じではありませんのでここはひとつ、頑張って「好奇心」を持ち続けるように意識して下さい。
「好奇心」は「成長の原動力」のひとつです。
人は「興味を失ったとき」に探究心が止まります。何でもかんでも「やり散らかし」は困りますので興味の対象を絞ることは大切ですが、「いろいろなことに興味を持つ」ことはあなたを輝かせることに必要な事です。
「子どものように輝く目」という表現があります。これは素敵な褒め言葉ですね。
好奇心を持っていて「子どものように目を輝かすあなた」は魅力的です。
4 素直な気持ち
これは結構難しいです。私も今だ「これに挑戦中」です。お恥ずかしい。
いろいろな知識が増え、多少の経験をし、少しながら見識が出てくると自分の「固定概念」ができ上がります。また、人は大人になればなるほど「見栄を張り」「格好をつけたくなる」ものでしょう。これはこれで完全否定するようなことでもありません。
人からは「良く見られたい」ものですから当然です。
少し前に「リスク・マネージメント」をテーマにしたドラマをやっていました。企業などで、何かミスをおかしたときの「対処法」を考える人たちの物語でした。これはノンフィクションだとしても、リスク・マネージメントの最善策は「正直に謝る」ことだそうです。
ここのところ大手電気メーカーの会計不祥事や世界的自動車メーカーの不正、大手建設会社の偽装などなど大変な社会問題が次々と露見しています。これらの不祥事は今に始まったことではありませんが、その対処によってはその後の処理に大きく差が出るのは否めません。
話が経済問題になってしまいましたが、あなたは、素直に謝れますか。
これは子どもにはなかなか難しいことなのです。子どもをしかるとき「ちゃんと謝りなさい!」なんて聞いたことがありますよね。そんなときの子どもの反応はどうでしょう。大抵が「だって○○ちゃんが……、僕悪くないもん!」です。
私も、小学校の学校評価委員をやっていますが、学校の先生もこれには頭を悩ませます。「自分の何が悪くて、どうしたら良かったのか」の指導をしています。でも、子ども達の手本である大人達の言動はどうでしょうか。
いい訳がましい人……、多いです。それを見ている子どもたちがそうなるのは仕方がないでしょう。
さて、あなたは如何ですか。
素直な人は「修正が早い」です。とかく問題が大きくなる前に対処ができるのです。またこの「素直さ」は自分にも跳ね返ってくることがあります。
相手のいうことが「ストレート」に聞けず、常に曲がって受け取ってしまうのです。
他人に対し「素直な気持ちで接することができるあなた」は魅力的です。

