1 一緒にいて「やすらぐ」人
一番大切な感覚だと思います。上手くいっている関係同士の中で、最も強く感じる感覚です。
ここで大切なのは「やすらぐ」ということ。「やさしさ」ではありません。
やさしい、ということも人間関係ではもちろん大切です。ですが、「やさしさ」が何であるかが難しいのです。
「私のいうことを何でも聞いてくれる」からやさしいのでしょうか。いうことを聞いてくれるだけでなく「あなたが間違ったときには、厳しく導く」のもやさしさとなるでしょう。
レストランで椅子を引いてくれる、車に乗るときにドアを開けてくれる……、これはやさしさでしょうか。本当に気持ちがやさしくても、今までそのようなシーンを経験していない人は「習慣として」それらができないだけかも知れません。
常にあなたのことを想ってくれていて「あなたにとって良かれ」と考え、いろいろやってくれるのですが、あなたの主旨に合わない……、あなたのことを考えてくれて「自分が成功するまで待っていて欲しい」等々もやさしさかも知れませんが、考えようによっては「わがまま」なのかも知れません。
「やさしさ」は立場によっても、考え方によっても結構変わってしまうから困りものです。
そこで、感じて欲しいのが「やすらげる」人かどうかなのです。
この感覚は本能的に感じるものです。
どんなにあなたが望む条件を備えている人でも、常にはらはらドキドキしていては落ち着かないでしょう。あなたの「条件」が「常にはらはらドキドキする人」というのなら良いかもしれませんが……。もちろん、この「ドキドキ」はトキメキ! ではありませんよ。
この「やすらぎ」は、相手がおとなしい性格だろうと挑戦的な性格だろうと、それは関係ありません。おとなしい人だから「やすらぎ」があるわけではありませんし、挑戦的な人だからといって「落ち着かない」というわけでもありません。
仕事に立ち向かうときには挑戦的で厳しい人でも、一緒のときはやすらげる。生活はきちんとしていて固い印象でも、一緒にいるとやすらげる。
この「やすらぎ」は、オーラ同士が「共鳴し合い、癒し合う」ときに生まれる感覚なので大切にして下さい。
tro be continued
