八王子実践の貫井監督は"泥臭さ"というワードでメディア取材に対しての理論武装してて、"伝統への『戻し作業(←ゲームセンターCX 的なw)』"の途上と云えるまでにはなった。
セッターの籾井あき、口元から来る顔相『感情不安定になり易く、頭が回らなくなる』が試合のどっかでプレイに出てしまうのは色々とどーするんだろー(※卒業後、JTマーヴェラスで競技バレー続行)。彼女の身長・175cmとスキルでツーアタック狙ってネット越せないミスやらかすなんてのは、"あたおか"だ(←見取り図・盛山はバレーボール部出身~っ)。正常だと、コンダクトは良かったんだよ。
金蘭会に準決勝敗退した決定的な差は、ブロックフォロー等の守備力かなー。進路先でもそのまま攻守に使えたバレーで、昨年12月の全日本インカレ女子優勝した筑波大学の主将で金蘭会出身の丸尾遥香に対して、八王子実践出身の競技バレー現役全選手が進路先の公式戦で『攻守に渡って活躍』を実際見る事は少ないんだよ。この差が貫井監督の愚痴「(八王子実践は)優勝しないと評価されないんだよね」に繋がる。





ロンドン五輪でのバレーボール女子の銅メダル獲得で、日本代表が世界を相手に勝負出来るフォーマットは作れた。日本代表として世界を相手に勝負する為に求められるモノは『プレイ意識の高さ、プレイ精度の高さ、レシーブ力の高さ』で、それは同時に『東九州龍谷の"高速バレー"、卒業以降は世界へ勝負するには殆ど役に立たない』という事でもあった。なもんで、進路先からのスカウティングの本音は「身体能力の高さor背の高さを持ってるから欲しい」のみで東龍のバレーをそのまま進路先でも続けられるのは困るのであって、進路先は受け入れ当初に"東龍臭さ"を抜くのに苦闘するのだ(笑)。
東龍の3年生部員が春高バレー以後の競技バレー続行でレベルアップするには『九州を出て、競技バレー環境を変える』『高校でのビジュアル面を抜本的改善する』、…これらをしないと一気に伸び悩む。
九州を出なかった栄絵里香(東龍卒業後、"九州がホームの"久光製薬 スプリングス所属)は"超々々ベテラン"古藤からスタメンセッターのファーストチョイスを奪えていない。
卒業後に九州を出て高校時代からのビジュアル面を抜本的改善出来た及川真夢(東龍卒業→青山学院大学在学中・3月卒業見込み→岡山シーガルズ・4月所属内定。2018年12月2日、全日本インカレ決勝出場→Vリーグ登録→2018年12月9日、シーガルズの選手として試合出場)はシーガルズの河本監督のメソッドを理解すればスタメン入れる位置に居る。
高校時代からのビジュアル面の抜本的改善をしてない岩坂名奈(栄と同進路)はビジュアル面から来る意識の低さ(※髪型で動き易い"楽"を神経が覚えてしまって頭が使えず、全てに於いて意識の高さまでには行けない)と東龍在学中には弱点にならなかったプレイ精度の低さ(→スピードで誤魔化せて高校レベルでは得点可能だから)が試合で醸し出してしまい、主軸にすると『粘れない、大雑把で淡白なチーム』にしてしまう(←中田久美・日本代表監督は采配で体感してるんだぞw)→粘れないと日本代表に必要なレシーブ力を上げられない→日本代表としては、彼女へは背の高さしか求められない→その重要度から、勝つ為のチームの中心には据えられない(→久光製薬 スプリングスの主軸は、延岡学園出身の新鍋理沙なのである)。
同じく九州を出ずに高校からのビジュアル面を抜本的改善してない中川美柚(栄、岩坂と同進路)は、リリーフサーバーで途中出場するも局面に対するプレイ意識の低さが出てサーブレシーブで簡単にAパス拾われてしまって得点奪われたりしてたり、悪い意味で岩坂の量産機となりつつある(←言い過ぎ)。
…まー、こんな業界の状況なので東龍は部員各々の"優勝体感の伝承"が途切れて弱体化を促してしまうから春高優勝するサイクルへ戻さなきゃいけないんだが、先ずは監督が『進路先でもそのまま使えるバレーの采配』へマイナーチェンジさせないと、いずれ古豪校の凋落に巻き込まれるでしょー。




連覇した金蘭会、宮部愛芽世の姉・藍梨は関西の大学進学での競技バレー続行が正解だったのか、大学バレーボールの関西女子1部・春季リーグ戦を現地で視察してみて思ったから提起しとくか。
昨年制覇時の主将だった林琴奈が進路先のJTマーヴェラスでスタメンを勝ち取れてる通り、金蘭会のバレーは『進路先でもそのまま使えるバレー』なのである。リベロの水杉玲奈は今年度卒業後に東レ アローズ加入内定→Vリーグ登録→チーム事情が事情だったんで(※ケツに火が点いてきてたw)、試合出場してる。…これだけで充分でしょ。東九州龍谷に対する優位性(笑)。