《 続き 》



地元の低脳文化圏珍走族を見かけて嘲笑した後でシャツを着替え、南堀端電停から松山駅前電停に戻る。


21時過ぎとなると、23区内と地方の駅には"時差"が生じてくる。松山駅の雰囲気は、上野駅で謂うと10番線の23時40分くらい(→土浦行き終電の発車2分前。これ、客車普通列車の名残の『時代遅れの』終電設定なんだけどね)。なんかもの悲しさを出してる空気が好きでさぁ。こうして遠くに行くと、改札口の外からプラットホームを眺めたくなるんだよねー。過去に高校野球の一般生徒応援のバスでの帰路、高速道路入る前の最終停留で嵐山寄ってた時でも、終電近い時間の嵐電を眺めに行ってたぐらい好きなんだよ。
眺めるのを止めてコインロッカーに戻って、朝預けた荷物を回収。あーゆー駅の状況下ならコインロッカーのエリアは人来る確率がスゲー低いと判断し、荷物入れ替えついでにボディーペーパーで汗を完全に拭き取ってシャツと靴下を替え、予約している深夜バスに乗れる準備はした。


21時半過ぎ。松山駅のセブンイレブンでおにぎり一個と『秋葉原での中古市場では既にレア価格付いてる』仮面ライダーコンバージの仮面ライダーディケイドが"地方別温度差"でまだ残ってたので購入(※保有、3個目。開封後は前の更新参照)。
この時、24時間営業でない地方のセブンイレブンの"夜明かし"のメカニズムを理解出来た。



改札口に戻り、おにぎり食べたりしながら再びホームを眺めて楽しんでた。改札口が見える位置に居た駅員達は、不思議に思ってた事でしょー。
21時40分・松山始発の特急"いしづち"106号までが、当日終電で四国地方を脱出可能で(→坂出で快速"マリンライナー"72号に接続→0時38分・岡山着)、コンサート帰りが当然居た。同時に、事前予約した時点で翌日の高知開催は"遅い開催発表"で、「この糞運営が!」と連戦を既に諦めてた数人が必ず居たという事でもあった。



22時の松山駅のホームは、こんな感じ。立て看板に貼ってあるシートは、その都度に駅員が張り替えてる↓。





22時27分の松山始発・伊予北条行きが出発すると、松山から発車する列車本数は残り4本。電光掲示板は特急の情報表示が軸なので、最終列車までの全列車表示になるまでにはここまで待つ必要があった。
そのラスト4本の表示は、せっかくなので画像に収めたくてねー↓。







発車予約時刻・22時40分の深夜バス、"松山エクスプレス大阪"号に乗る。八幡浜港始発・最終到着地京都駅だが、今回は途中停留の三宮駅バスターミナルでの下車を選択。
三宮駅BT下車の選択は、ここから先は"確実な着席"のみがメリットで速達には大差無く(※列車1本しか変わんなくて、既に通勤時間帯突入で着席確率が低くなる)、腹埋める朝メシ食える時間作れるのを天秤に掛けたら運賃が高く感じたから。
1分前になっても来なくて乗車待機客に不安を呼んだバスは発車予定時刻より3分遅延で発車。
乗り込んだ俺は、真っ先にバス備え付けのコンセントからケータイと予備バッテリーの充電を一気に行った(※三股コンセント、旅行時の持参は必須だ)。
次の最終乗客受け入れ停留所停車中にコンタクトレンズを外し、やがて日付変更を迎えたのであった…。




《 完 》