関東大学バレーボール・秋季リーグ戦、女子1部の最終日を視察した。

東海大学は優勝争い常連のサイクルが完全に終わりを告げ、嘉悦大学が台頭。青山学院大学がこれに続いてる、秋季リーグ戦の優勝争いであった。
そんなワケで、見た3試合の放言をサラッと書く。




【筑波大学×早稲田大学】

試合前練習を見た時点で、筑波大の勝ちの予想は出来ちまった。完勝と行かなかったのは、セッターの動きがキレキレだったのにチーム全体の決定力が少々足りねーからだった(苦笑)。

早稲田大は、筑波大の決定力の足りなさで拾えるバレーが出来た分だけ一進一退の攻防へ持ち込めたかなーと。それ以上突き抜けられるスペックは持ってなかったんで、あれが限度。厄介な事に、相手セッターの動きがキレキレだったしね。
まー、怪我しないで試合出るコンディションにする練習ってのは難しいと。



【東海大学×宇都宮大学】

今年度の東海大はどんなチームになってたのかと思ったら、ラリーに持ち込まれたら得点取れねーチームになってたんで(苦笑)、ラリーへ持ち込ませないよーにサッサと押し切るのが最善策だった。言うなれば、11/12シーズンまでの久光製薬 スプリングスみてーなバレーだった。

宇都宮大は、負けはしたけどパッケージングの妙で善戦してた。1部で名前見た当時は「はぁぁっ!?」って思ったもんだけど、ちゃんと地域や戦力を考慮したスカウティングをしてたのは分かった。
粘りのバレーを見せられた事によって目指す方向性がハッキリしたチームは発展途上で、真価問われるのは来年度か再来年度でしょー。



【青山学院大学×嘉悦大学】

秋季リーグ戦最後の試合にして、優勝が懸かったカードだった。嘉悦大は『ただ勝てば良い』、青山学院大は『セットを落とさない勝利』という優勝条件だった。

今年度の青学に関しては、『昨年度は芳しくなかった成績だったのに今年度はどうして優勝争い出来てるんだ?』って俺は思ってた。で、実際に視察してみると納得納得。レシーブの質の底上げが際立ってた。そりゃあ、ディフェンス面を仕切るリベロが最優秀リベロとMVPを取れるワケさ。
まー、これまでの対戦成績からだと『まさかのストレート勝ち』を収め、セット率で逆転優勝。おめでとーございます。

嘉悦大は、青学のレシーブの質の分だけやられてしまった感があったなー。相手セッターが安定したトスを上げたら、そのアタッカーには余裕が生じて空きスペースを見つけられちゃうもん(苦笑)。こっちのセッターが『好調なアタッカーへ多めにトスを上げる』という戦術眼がこの試合にあったら、展開は違ったものになってたかも。…こんな感じで(?)、リーグ戦でちょこちょことセット落としてた積み重ねが優勝を逃す事となったのでした(←多分違う)。