【デンソー エアリービーズ × トヨタ車体 クインシーズ】


デンソー エアリービーズは進出するセミファイナルへ向け、達川のおっちゃん(監督)が終盤に「打つ手無しやわぁ~っ」という表情を見せるほどの惨敗。
サーブミスの大半は、矢野で出来てた。…実はこれが敗戦へ大きく導いた1つで、サーブミスするとデ・ラ・クルスが後方へ回るローテが早くなる→破壊力に欠ける前衛のローテになって連続失点を食らう…って悪循環で、せっかく掴みかけた良い流れを終始引き止められなかった。
リベロの真柴を櫻井へ替えてまで沈滞ムード打開を図ってみたがそれでも状況は変わらなかったから、それだけ打つ手無しだったと(苦笑)。






トヨタ車体 クインシーズは、葛和監督の策略がハマってストレート勝ち。策略とは、『デ・ラ・クルスは放っておけい!』という“裏ローテ崩し”だった。サーブレシーブは拾えてたし、第2セットの石井潰しは確実に効いてたし、5連続以上の得点の全てはデ・ラ・クルスが後方に回ったローテだったし。第3セットが一進一退の攻防になったのは、初っ端のサーブが相手から始まってたからという事。
ギブマイヤーは少々不安定だったが、田原の動きは鋭かった。あの速攻で隣に居る高橋が楽になって、攻撃がし易くなってたもんなー。
藤田のインタビュー聞いたけど、本人が言ってたほどスパイカーへ打ちやすいトスを上げる様に心掛けてたとは言い難いな。同じセッターの竹下や中道のトス上げる動きを比べると、下半身の動きが固く見えるんだよ。『不安定な体勢からスパイカーへ上手くトス上げるには、膝を使え』なんだけど(ネタ出典・眞鍋全日本監督)、その動きが出来てないからトス上げるタッチも固くなってスパイカーがフルパワーで打ちきれない…ってのが数度あった。この点は、全日本入りを目指すならちょっとは考えろよって話~っ。