【忘れない父の死】⑤

 

 

こんにちは、amyです。

 

 

 

父が亡くなり、

2か月が経とうとしています。

 

 

身近な人の死は、

そう簡単には受け入れられないのだなぁと

毎日毎日感じています。

 

 

 

 

あんなに腹の立っていた夫に対しては、

少しずつイライラも減り…

と言いたいところですが、

私の感情を感じる部分が、

別人になったような、

カチンコチンに固まってしまったような

今の状態では、

以前と同じように感じることは、

まだまだ難しいようです。

 

 

腹が立つ。

嫌い。

会いたくない。

一緒に過ごしたくない。

 

 

一緒にいてもいい。

触れ合える。

普通に会話できる。

嫌いではないが、好きでもない。

 

 

そんなところを行ったり来たりしています。

 

※少し恥ずかしいですが、

結構仲は良い方だったと思っています。

 

 

 

夫のことを日頃から

『ポジティブばか』と

茶化していたのですが、

(とても良い意味で)

 

今はそのポジティブが

うざったくて、

うっとおしくて

たまりません。

 

 

もともと私が

超絶ネガティブ人間だったところに、

二人は出会い、

こんなに力強いポジティブな考え方、

生き方があるのか!と、

私の人生が救われたという経緯があります。

 

 

それは今もとても感謝しているし、

夫との出会いがなかったら…と

考えることすらしません。

 

この出会いによって、

私は今を迎えることができたと

心から思っています。

 

 

 

ただ…

父を亡くした今…

 

 

何を言っても励まされたり、

私の言葉に対して、

ポジティブ発言をされるのは、

どうしても耐え難いのです。

 

本人は私を元気づけたい、

励ましたい、

落ち込まないように

前向きになるように、

今まで生きてきたように、

今までやってきたように

やっているだけです。

 

どこからどう見ても、

誰が見ても、

善意からの行動。

素晴らしい行動なのです。

 

けれど、

amy「(ネガティブ)なんよね…」

夫「そんなことないよ。・・(ポジティブ)・。」

 

amy「こんなこと感じた。結構やばいと思うんよ。」

夫「そんなことないよ。・・(ポジティブ)・。」

 

分かりますでしょうか?

 

 

そうなんです。

後ろに続く言葉がポジティブだったとしても、

私の発言、考え、感じ方は

否定されてしまっているのです。

 

 

 

「ああ、そうなんだ」

 

ただ一言、

私の感じ方を

ジャッジすることなく

認めてほしいのです。

 

認めると言うと、

「同じ感じ方になってほしい」程

強いものがあるかもしれませんが、

 

「ああ、そう」

くらいでも良いので、

「ああ、今そう思ってるんだ。」

だけで終わってもらえたら、

少し楽だなぁと思っているところです。

 

 

男脳、女脳なんて言葉が

一時期流行りましたが、

男性は…

いえ、私の夫は、

本当にアドバイスが好きなようです。

 

挑戦。

(戦闘?

攻略。

解決。

まるでRPGゲームみたいですが、

夫は人生において、

これらが好きなんだろうなぁと

うすうす感じていたのが、

今の私には

かなりしんどいなというご報告でした。

 

 

 

 

四十九日を過ぎましたので、

母方の親族で集まって、

食事会をし、

動物園に行きました。

 

ここで、

信じられない、

けど、

信じるしかない

とても面白いことが起こりました。

 

このお話はまた後日(^▽^)

 

 

 

連休だったので、

のんびり過ごしていましたが、

テレビから聞こえてきた曲が

父のことを思い出すもので、

久しぶりに泣きました。

 

その後、

言葉で言い表すことの難しい

このぐちゃぐちゃな感情を

どうしたものかと、

悲嘆の12のプロセスについて

調べていました。

 

 

 

日本終末期ケア協会さんのサイトに、

とても分かりやすく書いてありましたので、

転載させていただきます。

 

家族の悲嘆のプロセス
ドイツ・オルデンブルクで生まれた哲学者アルフォンス・デーケンは、大切な人との死別によるショックを受けてから、立ち直るまでを12段階のプロセスに分類しています。

アルフォンス・デーケン 悲嘆のプロセス12段階
 

1段階

精神的打撃と麻痺状態
大切な人の死に直面し、頭が真っ白になったような衝撃を受ける段階。
 

2段階

否認
大切な人の死を認めることができず否定する段階。突然死の場合は、否認が顕著に表れる。
 

3段階

パニック
死を確信するが、否定したい感情が合わさり、パニックとなる段階。
 

4段階

怒りと不当感
「なぜこんな目に合わないといけないのか」という不当感と、死に至った原因に対し怒りを感じる段階。
 

5段階

敵意とうらみ
周囲の人や故人に対して、やり場のない感情を敵意という形でぶつける段階。
 

6段階

罪意識
「こんなことになるなら、生きているうちにもっとこうしてあげればよかった」と、過去の行いを悔やみ、自分を責める段階。う

つ症状や引きこもり、自殺の危険がある。
 

7段階

空想形成・幻想
故人がまだ生きているかのように思いこみ、実生活でもそのようにふるまう段階。
例えば、「食事を準備する」「故人の部屋の状態を保つ」などである。
 

8段階

孤独感と抑うつ
葬儀などが一段落し、途端に寂しさが募る段階。
 

9段階

精神的混乱とアパシー
生活目標を見失い、どうしていいか分からず、関心を失う段階。
 

10段階

あきらめ‐受容
自分の置かれた状況を受け入れ、つらい現実に向き合おうと努力が始まる段階。
 

11段階

新しい希望‐ユーモアと笑いの再発見
こわばっていた顔に、微笑みが戻り始める段階。
大切な人の死という永遠に続くような苦しみも、いつかは必ず希望を見出すことができる。
 

12段階

立ち直りの段階‐新しいアイデンティティの誕生
立ち直りの段階。
悲嘆のプロセスを経て、新たなアイデンティティを獲得する。

全ての人がこの12段階を経るわけではなく、順番通りすべての段階を経る人もいれば、順番が異なる人もいます。

また、プロセスを行ったり来たりする場合もあります。

 

 

日本終末期ケア協会

 

 

 

 

こちらを見ると、

まだまだ、

まだまだまだまだまだまだ

先は長いのですね。