夜中に
今まで聞いたこともないくらい大きな雷が落ちた音がした。
その直前に起きたような気がするんだけど
いつまでも鳴り止まない、重い響きを聴きながら
死にたくない、と思った。
その日は、寝る直前に
100歳くらいだった親戚のおじいちゃんが亡くなった知らせを受け
もうすぐ亡くなって一年になる犬のことを思い出して
犬に会いたいなぁって思っていた。
犬が亡くなってから
私も死んだら彼に会えると思ったら
死ぬのもちょっと楽しみだなと思ってた。
私が死ぬまで生まれ変わらないで待っててくれるかな。
もしくは
うちの子になってくれるなら、もう一回子ども生みたいなとか
思ってた。
でも、火災にでもなるんじゃないかっていうくらいの
大きな雷を聞いて
死にたくない、まだ死ねないって思って
このまま死んだらどうしようってドキドキし始めた。
生きたい、って思った。
やばい、このまま死ぬのは嫌だ。
何すればいい?
私は何を書きたいんだろう?
何を書けばいいんだろう?
ごめん、まだ会いにいけないけど
ちょっとだけ待ってて、って
犬に伝えた。
そのまま起きようかと思いながら、でも
やっぱり寝てしまって
隣の隣の部屋が火災になる夢や
息子と乗ったゴーカートが
他の車もたくさん走る一般道の上でブレーキが効かなくなる夢
誰かが夢を叶えたときに私の話をしてくれる夢
いくつも夢を見ながら朝になった。
雷までも夢だったかもしれないと思いながら
私、死ねないって思ってたなぁ。
生きたいって思ったなぁ。
そうか、そんなにまだやり残した、
やり切れてないって思ってるのか。
生きる目的ってなんなんだろうなぁ。
どういう約束で生まれてきたんだろう。
「何を」書きたいんだろう、だって。
書くって何を。
私、誰かに読んでもらわなくてもいいって思えたから書いてたのに
誰かに読んでもらうために書くことを避けてたのに
本当は違うのかもしれないなぁ。
書けるとか、書けないって思ってたけど
書くのはもう前提なのかもしれないなぁ。
もう、誰かっていう相手を
見つけてもいいのかもしれないなぁ。
って考えていたら
ただただ吐き出すために書かれることを待っている
自分の中のもやもやが
出して~!って言ってきているようで
吐きそうになった。
だから今、こうやって
ただただ吐き出しているところ。